今回もたくさんの品種を紹介します。
どんどん知ってあなたのワインの世界をぐんぐん広げましょう。
それでは早速。
【トウリガ・ナショナル】 エレガントから力強いまで
《産地》
ポルトガル
《特徴》
ポルトガルを代表する品種で広く栽培されています。
エレガントな繊細なスタイルから、力強い風味を持ったものまで造られます。
また、ポートワインの主要品種としても知られる品種です。
【トウリガ・フランカ】 濃い色と香りを与えるブレンド用
《産地》
ポルトガル
《特徴》
主にブレンド用で使われる品種で、ワインに濃厚な色調と豊かな香りをもたらします。
【トゥルソー】 強いタンニン熟成向け
《産地》
ジュラ地方(フランス)など
《特徴》
ジュラ地方などで少量栽培される珍しい品種です。
しっかりとした赤い色調で、酸はほどよく力強いタンニンが骨格を与え、果実味も豊かでどこか醤油を思わせるニュアンスを感じさせてくれます。
【ドルチェット】 濃厚でやや甘め
《産地》
ピエモンテ州(イタリア)
《特徴》
重厚で甘味のある果実味を持ち、アルコールもタンニンも強い熟成にも向くワインを生みます。
酸味は穏やかなため、果実のジューシーさが前面に出た少し甘めの濃厚なワインといった印象です。
DOCG【ドルチェット・ディ・ドリアーニ・スペリオーレ】などでお試しください。
【ドルンフェルダー】 フルーティで厚みコクあり
《産地》
ドイツ
《特徴》
ドイツの黒ブドウの中でピノノワールに次いで【2番目】に多く栽培される品種です。
冷涼なドイツでも濃いルビー色を持っています。フルーティでやわらかな味わいでコクもあり、熟成も可能なワインを生むとして注目される品種です。
【トロリンガー】 淡くフレッシュ
《産地》
ドイツ
《特徴》
ドイツの【ヴュルテンベルク】に集中的に栽培され、日常用のカジュアルワインを生みます。
色は淡くフレッシュさを楽しむ軽いワインです。
【ネーロ・ディ・トロイア】 パワフルで深い
《産地》
プーリア州(イタリア)
《特徴》
色濃くインクや鉛筆の芯を思わせる香りを持ち、香りからも連想されるように果実味も豊かでやわらかなタンニンがあり、ほどよい酸が引き締めます。
アルコール度数も高くパワフルで深さのあるワインを生んでいます。
DOCG【カステル・デル・モンテ・ネーロ・ディ・トロイア・リゼルヴァ】などで楽しめます。
【ネッビオーロ】 美しく荘厳
《産地》
ピエモンテ州(イタリア)
《特徴》
イタリアを代表する【バローロ】【バルバレスコ】を生みだす偉大な品種です。
色調はやや薄いルビー色で、とても強いタンニンが特徴的で酸も豊かで心地よい果実味があります。
そのため熟成によって味わいがまとまるタイプの品種で、タバコ・ハーブ・ベリー系果実・トリュフなどの様々な風味が加わりコクも強まります。
バローロが【ワインの王】バルバレスコが【ワインの女王】と呼ばれるのは、その芯が通ったタンニンを軸に複雑な要素が加わり、品格と荘厳さを感じさせることに由来しています。
【ネレッロ・カップッチョ】 エレガントで果実味しっかり
《産地》
シチリア州(イタリア)
《特徴》
シチリアのDOC【エトナ】で使用されます。
色濃く、果実味が主体のなめらかでエレガントな味わいで、酸とタンニンの強い【ネレッロ・マスカレーゼ】にブレンドされることでエトナのバランスを整えています。
【ネレッロ・マスカレーゼ】 エレガントで繊細
《産地》
シチリア州(イタリア)
《特徴》
温暖なシチリアにおいては、ブドウは良く熟し【ネーロターヴォラ】のように熟度の高い濃いブドウによる濃厚なワインになりやすいのですが、このネレッロ・マスカレーゼはエトナ山の標高の高い産地で造られることもあり、ブルゴーニュの赤ワインのようなキレイな酸を持ち、イチゴやチェリーを思わせる赤系果実のニュアンスを持つエレガントなワインを造ります。
※私が選ぶ飲むべき一本です※
【エトナ ロザート ジローラモ・ルッソ】
とてもバランス感覚に優れたワンランク上の辛口ロゼです。
よかったらお試し下さい。
【ネグレット】 個性的でフルーティな早飲み
《産地》
南西地方(フランス)
《特徴》
南西地方のAOC【フロントン】で使用される希少品種です。個性的な香りを持ちフルーティでなめらかなワインを生み、酸とタンニンは控えめなため熟成には不向きで早飲みに適しています。
【ネグロアマーロ】 果実味たっぷりで濃厚
《産地》
プーリア州(イタリア)
《特徴》
「黒くて苦い」という意味を持つ品種名で、色は非常に濃く濃厚な果実味が特徴的でタンニンも豊富です。酸味は控えめなため、果実味主体の力強いフルーティさがありわずかな苦味を感じられる濃厚なワインです。
【ネロダヴォラ】 濃密でまろやか
《産地》
シチリア州(イタリア)
《特徴》
シチリアの主要品種として知られる品種で、非常に色濃く酸は穏やかでパワフルな果実味は甘さも感じられ、まろやかなタンニンもあります。
とにかく濃いな~という印象で、チョコレートやベリー系果実そしてインクを思わせる濃密さを持つワインもあります。
濃くてちょっと甘めが好みの方におすすめです。
ネロダヴォラを主体にエレガントなフラッパートがブレンドされバランスを整えたシチリアのDOCG【チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア】などで楽しめます。
以上です。
いかがでしたか?
今回の中ではネッビオーロが有名でしたね。
先日伺った酒屋さんに1930年代のバローロが8万円くらいで売っているのを見かけました!!
☟これです!!
熟成向けとはいえもうどんなんでしょう!?
私は経験ありませんから、50年以上の熟成を経たワインを飲んだことある方ぜひ教えていただきたいと思うのでした。
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