イエルマン ワー ドリームス

おすすめ【白】ワイン

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Where Dreams can happen 「夢はどこから生まれるのか」

U2の楽曲に影響を受けて誕生したこのワインで一躍有名になった生産者。

手掛ける銘柄はどれも安定して評判は高い印象ですが、やはり代表作であるワードリームスへの評価は特に高く、モダンなボトルデザインと味わいで消費者の満足度も高いことがわかりました。

イタリア最高の白ワインを語る時、その名を挙げる方も少なくないでしょう。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》イエルマン ワー ドリームス

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《価格》

7000~1万

《ブドウ品種》
シャルドネ97%
※残り3%の品種は秘密で年毎に変わるとの事

《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   イタリア>フリウリ ヴェネツィア ジューリア州
《生産者》  イエルマン

プロフィール
イエルマンはフリウリ ヴェネツィア ジューリア州を代表する家族経営ワイナリーのひとつ。

設立は1881年で、飛躍的成長を遂げたのは4代目で2021年現在当主でもあるシルヴィオ・イエルマン氏の代になてから。
同州で当時から著名であったマリオ・スキオペット氏に教えを受けるなど、知識と技術に磨きをかけたシルヴィオ氏は世界レベルのワインを生みだすことに成功。徐々に畑も購入し規模も拡大していきました。

今回紹介しているワー ドリームスは1987年に誕生した銘柄で、イエルマンの名を世界的に広げた記念碑的作品
白ワインの世界最高峰である「モンラッシェ」をイメージして造られたもので、その評価は以下の通りです。
・イタリアのガイドブック「ガンベロロッソ」で最高賞「トレビッキエリ」を獲得
・世界的ワイン誌「ワインアドヴォケイト」では、2008年以降全て90点以上を獲得

《味わいの特徴》

イタリアトップクラスの白
芳醇でリッチかつ上品で
気品も感じられる

このワインの特徴は、凝縮感ある果実味と上品な樽の風味が溶け合ったリッチな味わいでありつつ、洗練されたピュアな味わいは雑味なく上品さも感じられるところ。また、凛としたミネラル感は気品ある飲み口も表現しており、イタリア白ワインにおけるトップクラスの味わいが楽しめます。

【外観】
深みのあるレモンイエロー

【香り】
ラフランスやリンゴを思わせる豊潤な果実香に、蜜のようなコクのある甘味を連想させる芳香。樽に由来するバニラやブリオッシュのような香りも加わり、それらが一体となった複雑で魅惑的な香りが広がります。

【味わい】
凝縮感のある果実味は適度な甘味とコクを伴ったリッチな味わいで、穏やかな酸と相まって優しい飲み口。凛としたミネラル感は気品ある味わいを表現しており、果実や樽の複雑な風味を残した長い余韻があります。

それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

有機農法
ブドウ栽培においては農薬や化学肥料を使用しません。
土地の天然酵母など、様々な生物の営みが反映された土壌は健全で成分豊かな状態になり、ピュアで成分豊かなブドウが育ちます。

マロラクティック発酵はしない
丁寧な手摘み収穫をされた健全なブドウは、アルコール発酵後のマロラクティック発酵は行いません。
マロラクティック発酵は、キレの良いリンゴ酸を乳酸菌の働きでまろやかな乳酸に変化させる発酵で、赤ワインではほとんど行いますが、白ワインでは行わない場合もあります。
なぜしないのかについての情報が見つかりませんでしたが、ブドウのピュアな風味をストレートに表現することや、熟度の高いブドウは元々酸が穏やかであるため、する必要がないのかとも感じました。(あくまで勝手な推測です!!)

適度な樽感
発酵を終えたワインは、300ℓの小樽で11ヶ月熟成されます。
樽は小さいほど風味が付きやすく、通常の小樽(バリック)は225ℓのところ300ℓ。
いろいろ試した結果最もバランス良く上品な樽のニュアンスが反映されるサイズが、オーストリアで伝統的に使っている300ℓの小樽だったという事です。

《飲む時の適正温度》

8℃14℃
冷やし気味にすれば凛としたミネラルや酸が際立ち引き締まった印象。気品ある上品な飲み口になります。

温度を上げるほどミネラルや酸は穏やかな印象になり、果実や樽の風味が広がる優雅な味わいが楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃》

ブドウ収穫年から3~15年
※一般的傾向や口コミから推測

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《適正グラス》

【中庸で膨らみのあるグラス】
香りが取りやすく温度も少しずつ上がるように設計された、膨らみのあるグラスを選ぶことをおすすめします。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


イベリコ豚のハーブグリル


アワビバター

充実した味わい深さのある白ワインで、上質で程良いコクのある料理との相性が良く、料理とワインが互いを引き立て合うマリアージュが楽しめます。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

ネガティブな口コミ


3年熟成の2016は、太陽をいっぱいに浴びたブドウの陽性な感じもあれば、森の静けさのような陰性な要素もあり、力強くも上品な感じ。両立していると言えば聞こえが良いが、私にはどこか中途半端な印象。悪くはないが同じ値段を払うならブルゴーニュを選ぶかな。


旨いけどちょっとお高いかな。。。

良い口コミ

以前グラスで飲んだ時にハマった銘柄を今日はボトルで。4年熟成の2016は、上品な果実味を隠さない程度のキレイな樽感がありコクも豊か。グラスで飲んだ時よりもさらに美味しくて幸せでした♪♪

困る表情のイラスト1(男性)
柑橘類の爽やかさと蜜のコクが絡み合った絶妙な芳香。気品あるブルゴーニュシャルドネと、爽やかなサンセールを合わせたような味わいで、甘味、酸味、バニラの風味のバランスがとても上品。そして温度上昇で蜜のコクが広がってきます。

困る表情のイラスト1(女性)
2006年ヴィンテージは12年の熟成による光沢ある深いゴールドの色合い。蜜りんごのような熟した果実にカスタードなどが加わった香りは複雑で芳醇。ボリューム感ある果実味と酸のバランスも良く、余韻に残るキャラメルの風味に包まれ、ただただ美味しいと感じる飲み頃熟成酒でした。


一口飲んで完全にツボったシャルドネ!!3年熟成の2017はラフランスや柑橘系の爽やかさと、上品な樽の香りのバランスが素晴らしく、味わいも洗練されている!!エチケットのクリスタルのイラストや「Where Dreams can happen 夢はどこから生まれるのか」という言葉もロマンチックですね!!

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!    10%
美味しい     50%
普通       40%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

全体的に満足度は高い印象。

価格面などでネガティブなコメントも見られましたが少数派で、多くの方がその味わいに納得、中には感動される方もチラホラ見受けられました。

長期熟成したものへの評価はほとんど無いですが満足度は高く、早飲みにも適応し、熟成でさらに深まる味わいが楽しめる印象です。

ちょっとお値段は高めですが、イタリアを代表する白ワインの一つとして押さえておきたい銘柄と感じる結果となりました。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

イエルマン ワー ドリームス

価格
7000~1万


凝縮感ある果実味と上品な樽の風味が溶け合ったリッチな味わいでありつつ、洗練されたピュアな味わいは雑味なく上品さも感じられる。
また、凛としたミネラル感は気品ある飲み口も表現しており、イタリア白ワインにおけるトップクラスの味わいがある。


飲み頃
ブドウ収穫年から3~15年
※一般的傾向や口コミから推測

口コミ
全体的に満足度は高い印象。
価格面などでネガティブなコメントもあるが少数派で、多くの方がその味わいに納得、中には感動評価もチラホラ見受けられた。
長期熟成したものへの評価はほとんど無いが満足度は高く、早飲みにも適応し、熟成でさらに深まる味わいが楽しめる印象。

以上です。

とても充実感ある白ワインで、モンラッシェやコルトン シャルルマーニュやムルソーなど上級ブルゴーニュが好きな方にも面白い選択肢になるのではないかと感じました。

また、Where Dreams can happen 「夢はどこから生まれるのか」という、やや抽象的でポジティブな印象を与える言葉はプレゼントにも良いかもしれませんね。
※その真意はU2のアルバム「The Joshua Tree」の中の「名もなき通り」にあるようです。

また、今回はイエルマンの代表作を紹介しましたが、もっと手軽なラインナップもあり人気ですから参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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