モエ エ シャンドン ブリュット アンペリアル

実践編

 

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「シャンパーニュを代表する銘柄を一つだけ挙げて下さい。」

この質問にあなたはどの銘柄を挙げるでしょうか。

誰もが聞いたことくらいはあるであろう【ドンペリ】を抑えて最も口コミ量が多い銘柄

つまりそれは最も多く飲まれているシャンパーニュ(6秒に1度どこかで抜栓されるらしい)という事でもあり、ワインに興味が無くともプレゼントとして使えば間違いないというくらい知名度・品質共に抜群で、非常に安心感があります。

それでは世界一多くの人に親しまれているシャンパーニュ、モエ エ シャンドン ブリュット アンペリアルについて解説してきましょう。

因みにドンペリニョンは、モエ・エ・シャンドン社が造る最高クラスのシャンパーニュ(キュヴェ・ド・プレステージ)です。

 

さて、私は非常に多くの造り手が手掛けるシャンパーニュにおいて、日本の一般消費者の方々にたくさん飲まれ(口コミされ)、そして口コミで高評価の銘柄はどれかという事を、信憑性の高い口コミが見られるVinicaを利用してリサーチしてみました。

その結果日本で購入可能な、およそ100の生産者の中でも、特に多くの方を喜ばせていると感じたのは25の生産者達

今回紹介するモエ エ シャンドン ブリュット アンペリアルは、予想通りではありましたが、圧倒的な口コミ量を誇っており、その評価も一定の高い水準を維持しているという事で、あらためてシャンパーニュを代表する銘柄であり、他のシャンパーニュと比較する上でも、基準の味わいとなるようなバランス感覚も持った銘柄であると再確認できました。

私自身も何度もお店で提供しており、お客様の反応も良いという事で非常に安心感があり、信頼のおける品質である事は身をもって感じています。

ちょっと珍しいシャンパーニュを求めるような、熟練ワインラバーには定番すぎておすすめしにくいですが、必ず一度は飲むべき優れたシャンパーニュである事は揺るぎないと言えるでしょう。

 

《ワイン名》 モエ エ シャンドン ブリュット アンペリアル

《価格》

【およそ3800~5000円

《ブドウ品種》
シャルドネ
ピノノワール
ムニエ
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>シャンパーニュ地方
《生産者》  モエ・エ・シャンドン社

【ここで簡単にプロフィール

1743年、モエ・エ・シャンドンはクロード・モエによって創立されたシャンパーニュメーカーで、現在では年間3,000万本もの圧倒的な生産量を誇り、「シャンパーニュの巨人」とも呼ばれる所以となっている。
これほど大規模な上、高品質を維持し続ける生産者は類を見ないが、その一因には豊富な資金力が挙げられ、およそ1万5,000haにも及ぶ広大な畑は、どれも優れたブドウが得られるテロワール(ブドウを取り巻く自然環)を持っており、そのような優れた畑(あるいはその畑から生まれるブドウ)を大量に手に入れるには資金力は欠かせないというもの。
世界各国の要人を迎え入れる実績も多く、皇帝ナポレオンもモエ・エ・シャンドンを愛した一人であり、エチケットに記されたIMPERIAL(アンぺリアル)はフランス語で「皇帝のもの」を意味している。

《味わいの特徴》

しなやかな口当たり
エレガンスと複雑性を持った
気品あるシャンパーニュ

このシャンパーニュの特徴は、キメの細かい泡のしなやかな口当たりから、適度に広がるフレッシュな果実感と深みのあるコク、それらを美しい酸がまとめるバランスの良さにあり、品格を感じるような凄みは無いものの、適度なトースト香や蜜のニュアンスに凛としたミネラル感は味わいに複雑性をもたらし、並のスパークリングワインとは一線を画すシャンパーニュの気品がしっかりと表現されています。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

優れたテロワール
プロフィールで解説したように、豊富な資金力により優れたテロワール(ブドウを取り巻く自然環境)を持った畑を大量に所有しています。
優れた畑と緻密な管理からは、優れたブドウが得られることは言うまでも無く、設備や管理の行き届いた醸造もある事で、一層品質は安定して高い水準を維持しています。

3種のブドウ
シャルドネ35~40%
ピノ・ノワール30~35%
ムニエ25~60%
の比率で構成されるシャンパーニュです。
・黒ブドウであるピノ・ノワールムニエに由来する厚みのある果実味やコク
・白ブドウのシャルドネに由来する美しい酸や繊細さ
それらの特徴を持ち合わせることで、繊細さや上品さを持つと同時に厚みや複雑性も感じられるバランスの良さが生まれます。

 

【外観】
美しく黄金がかった麦藁色
豊かでキメの細かい泡立ち

【香り】
青りんごやグレープフルーツなどのフレッシュな果実の香りに、蜂蜜の仄かな甘やかさや白い花の華やかさ、焼いたパンのような香ばしさも感じられます。

【味わい】
キメの細かい泡はしなやかな口当たりで、フレッシュな果実の風味と心地よく広がるコクがあり、美しく適度な酸味は味わいを引き締めます。
非常にバランス感覚に優れた心地よい飲み口で、フレッシュな果実感とトーストや蜜の風味を伴った、
爽やかで膨らみのある余韻が続きます。

《飲む時の適正温度》

℃~12℃
よく冷やせば酸味が際立ち、キレのある爽快な飲み口が楽しめます。
少し温度を上げれば、豊かな果実の風味やトーストのニュアンスが広がり、豊かな味わいが楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃は【購入後1年以内
このシャンパーニュは既に飲み頃のタイミングで売られていますから、購入後1年以内に飲む事をおすすめします。
セラーなどで適切に保存すれば2年程度は楽しめますが、不適切な環境に置いたり熟成させすぎたりすると風味は抜け、どこか枯れた印象の味わいになっていきます。

※個人的には出荷された年を記載してあれば、そこから約2年程度が飲み頃とおおよその判断が付くので親切だと思うのですが、そうなってはいないようですね。
ですから買ったら早めに飲んでしまった方が安心で、常温で長く放置されている可能性があるようなお店では、買わない方が良いでしょう。


当たり年は【ありません
そもそも当たり年の概念が無いシャンパーニュです。
と言うのも、複数ヴィンテージのワインをブレンド(アッサンブラージュ)して造られるシャンパーニュであり、年による品質の差は少ないというわけです。
単一年のブドウだけで造られたヴィンテージシャンパーニュ(ミレジメ)の場合のみ、当たり年を意識すれば良いでしょう

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【フルート型グラス】
美しい泡立ちを見られる形ですし、空気に触れる部分も少ないため、温度も上がりにくいと同時に炭酸も抜けにくい形状に設計されています。
グラスの美しい外観は、華やかさを一層盛り上げてくれる効果もあります。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


天ぷら各種をレモンと塩で


白身魚のソテーをバタークリームソースで

など、上質で比較的繊細な味を持つ素材やシンプルな味付けのされた料理から、中間程度の強さの味わいを持つ料理によく合いますが、美しい酸と爽やかな発泡性は口の中かをスッキリさせる効果もあるため、強い味わいの料理を含めた様々な料理に適応する万能性があります。
また、カリッと焼き上げた薄い生地のピザや、唐揚げに天ぷらなどのように【カリッ】【サクッ】とした食感の料理には【シュワツ】としたモエはよく合います。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「なんでやろ~。私にはモエがあんまり合わない。普通。」

良い口コミ

「日頃はカバを楽しんでいるからよくわかる。きめ細かな泡の質感に奥行きのある味わい。やはりシャンパーニュは格が違う事が理解できる。」


「あ~これこれって感じよね~。安心・安定の品質で今日も幸せ~~💛」


「フルーティーな果実香に白い花、蜜やトーストの風味も心地よい。クリーミーな泡はしなやかな飲み口で、優しい果実味を上質な酸がバランスを取る。主張しすぎないから料理にも寄り添えるだよね。ん~やはり流石の品質だね。」


「いつもは何気なく飲んで美味しいと感じていたような・・。今回はちゃんと分析してみようかな。さて、え~~~これは~~。そう!美味しい!!(笑)」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!    3%
美味しい    57%
普通      40%

良くない     0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

驚くような感動は特に無く、ごく一部で好みではないと感じる方もいらっしゃいましたが、品質自体を否定するものではありませんでした。

最も多かったのは、やっぱりモエは美味しいというニュアンスのコメントで、キメの細かい泡に心地よい旨味や複雑性も感じられる品質は、安定感や信頼感がある事が確認できました。

もちろん私自身もこのシャンパーニュは何度も口にしており、皆様が抱くような感想に共感を持てる部分は多く、圧倒的に親しまれて続けているのは、高い品質を維持し続けているからこそだと感じる結果となりました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

それでは最後に情報整理です。

モエ エ シャンドン ブリュット アンペリアル

価格
およそ3800~5000円


しなやかな口当たり、エレガンスと複雑性を持った品質はバランス良く、スパークリングワインとは一線を画す気品あるシャンパーニュ。

飲み頃と当たり年
飲み頃は購入後1年以内
当たり年の概念は無い。


口コミ
感動するほどではないが、一定の基準を満たす優れた品質に納得する方が大半で、信頼も厚い。

という事でした。

因果応報とは言いますが、長年シャンパーニュを代表する生産者である事は、それだけの品質があるからこそだと感じる結果となりました。

誕生日や結婚記念日に就職祝いなど、様々な場面で活躍が期待できる銘柄です。

大規模生産者という事もあり、ハーフボトルよりもさらに小さい200㎖のベビーボトルや、通常の倍のサイズのマグナムボトルや、それ以上の規格のボトルも多数扱っているところも選択肢の幅が広がって便利ですね。

世界一売れてるシャンパーニュには相応の味わいがあるという事です。

 

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなることをお祈りしております。

 

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