プラネタ シャルドネの価格と味は?飲み頃や口コミなど詳しく解説

おすすめ【白】ワイン

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シチリア白ワインの最高峰。

シチリアではドンナフガータのキアランダと並んで満足度の高い白ワインという印象ですが、口コミの量も考慮すると最も選ばれている人気銘柄がプラネタのシャルドネだと感じました。

飲み応えのある白ワインで、ムルソーやカリフォルニアなどといったリッチでボリューム感のある白ワイン好きな方には、必ず知っていただきたい銘酒だと感じました。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》プラネタ シャルドネ

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《価格》

5000前後

《ブドウ品種》シャルドネ
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   イタリア>シチリア州
《生産者》  プラネタ

プロフィール
プラネタはシチリアを代表する優良生産者。
300年以上ブドウ栽培を続けてきた名家が、シチリアでプレミアムワインを生産する決意の下1985年に立ち上げたワイナリーです。
1999年にはイタリアの権威あるガイドブックヴィーニ ディタリア」で最優秀ワイナリー賞を受賞。
2021年現在広大なシチリアの4つの地区に約350haの畑を所有し、その環境に適した土着品種(ネロダーヴォラなど)から国際品種(シャルドネなど)まで幅広く栽培しています。

今回紹介しているシャルドネはプラネタを代表する象徴的銘柄で、シチリアのシャルドネで世界に通用するワインを造るという目標の下で誕生した白ワインです。
1994年のファーストヴィンテージから常に人気を集める銘柄で、ガンベロロッソ最高賞であるトレビッキエリを何度も獲得。
また
パーカーポイント92点(2017)を獲得するなど、シチリアワインをリードするワインとなっています。

《味わいの特徴》

シチリア白の代表格
リッチかつ上品で
バランス感覚に優れる

このワインの特徴は、凝縮感あるリッチな果実味と丸みのある上品な樽の風味が溶け合ったリッチな味わいにありますが、適度な酸や凛としたミネラル感が味わいを引き締める上品さも両立しており、バランス感覚に優れたハイレベルの味わいはシチリアの白ワインを代表する銘柄の風格が感じられるところです。

【外観】
輝きのある濃いめのイエローゴールド

【香り】
黄桃やパイナップルなどの南国フルーツを思わせる豊潤な果実香に、柑橘系の爽やかさや黄色い花の華やかさ。蜂蜜のようなコクのある甘味を連想させるニュアンスに、樽に由来するバニラやバターのニュアンスも上品に広がり、それらが一体となった複雑で魅惑的な芳香が広がります。

【味わい】
凝縮された果実味は仄かな甘味を伴い、高めのアルコール度数と相まってリッチで飲み応えのある味わい。適度な酸味はふくよかな果実感をバランス良くまとめており、少しの苦味と塩気を伴ったミネラル感は奥行きある味わいを表現。バニラやバターを思わせる丸みのある上品な樽香も心地よく、それらの要素が溶け合ったボリューム感と上品さを両立したバランスの良さがあります。

それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

品種の個性
個性が無いのがシャルドネと言われるように、その土地の気候や土壌によって味わいを変化させる自在性がシャルドネの特徴。
このワインに使用されるウルモとマロッコリのブドウ畑は、非常にユニークな環境であると輸入元様は解説しています。
かなり抽象的ではありますが、温暖なシチリアの太陽をいっぱいに浴びた、カリフォルニアワインにも似たリッチなシャルドネになるのだと考えられます。

樽発酵と熟成
発酵と熟成はフランス産の小樽(バリック)で、新樽比率50%。
樽の風味を反映しやすいのは
小樽>大樽
新樽>小樽
で樽の風味はよく効いていますが、ボリューム感ある果実味とのバランスが保たれています。

情報の少ないワインで抽象的な解説になりましたが、世界に通用するシャルドネを目指すワインですから、収量制限や厳しい選別など、その他にも緻密な管理が施されているのではないかと考えられます。

 

《飲む時の適正温度》

8℃14℃
冷やしぎみにすれば酸味が際立ち引き締まった印象になり、軽快な飲み口が楽しめます。
温度を上げるほど穏やかな印象になり、風味の広がるリッチな味わいが楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃》

ブドウ収穫年から2~15年
※一般的傾向や口コミから推測

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《適正グラス》

【小ぶりのグラス】
【中庸でふくらみのあるグラス】
温度が上がりにくい小ぶりのグラスで飲めば、軽快で上品な味わいが楽しめます。

少し温度を上げることで広がる風味を楽しみたい時は、香りが取りやすく温度も少しずつ上がるように設計された、ふくらみのあるグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


クリーム系パスタにトリュフを乗せて


イベリコ豚のハーブグリル

柔らかで厚い果実味と樽の風味の効いた白ワインで、サッパリとした料理というよりは、上質でコクのある料理との相性が良いでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

ネガティブな口コミ

前に飲んだ2年熟成の2015は豊潤でまろやかで美味しかったのにな~~。今回は2年の2018だけど、若くて尖った印象。樽感や柔らかなニュアンスもあるのですが、アルコール感が強いというか。。果実の豊潤さがいまいち広がりませんでした。。。

良い口コミ

困る表情のイラスト1(女性)
シチリアの白なら絶対プラネタという事でいただいた銘柄。2年熟成の2016は確かに素晴らしく、黄金の色調から黄色い花のボリューム感ある芳香で、バターのようなコクと酸味と甘みが絡まり複雑。濃厚でモンラッシェを彷彿させる素晴らしさがありました♪


3年熟成の2017は、柑橘類の爽やかな芳香と蜂蜜の香りがして、果実味と酸のバランスも良く、蜜のコクのある甘味がリッチさを表現していて美味しかった♥

困る表情のイラスト1(男性)
2年熟成で相当若いのですが既に旨い!!華やかさでグラマラスな感じで開いており、熟成後も円熟味が増すでしょうが、これはこれで素晴らしいですね♪


アリエ産のオーク使用で樽の風味はしっかりだけど、上品なバターのような感じで樽のレベルの高さが窺える。5年熟成の2014は豊潤な果実感を引き締める酸も上品で、ほのかな苦味と塩っぽいミネラル感も気品ある味わいを表現しています。

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!     3%
美味しい     77%
普通       20%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

豊潤な果実感と樽感が広がるリッチな味わいへの満足感はとても高い印象です。

若くて若干尖り気味というようなネガティブコメントもありましたが、若い段階から美味しいと感じる意見がほとんど。
ただネガティブコメントはほぼ無いとは言え、スッキリ軽快なワインを求める場合や、樽が苦手な方にはおすすめできない印象です。

カリフォルニアなどのニューワールド系の果実味主体のリッチな味わいが好きな方には、特に高い満足感を与えている銘柄でした。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

プラネタ シャルドネ

価格
5000前後


凝縮感あるリッチな果実味と丸みのある上品な樽の風味が溶け合ったリッチな味わい。
適度な酸や凛としたミネラル感が味わいを引き締める上品さも両立しており、バランス感覚に優れた味わいはシチリア最高峰の風格がある。


飲み頃
ブドウ収穫年から2~15年
※一般的傾向や口コミから推測

口コミ
豊潤な果実感と樽感が広がるリッチな味わいへの満足感はとても高い印象。
若くて若干尖り気味というようなネガティブコメントもあるが、若い段階から美味しいと感じる意見がほとんど。
カリフォルニアなどのニューワールド系の果実味主体のリッチな味わいが好きな方に、特に高い満足感を与えている。

以上です。

イタリアは上級赤ワインは数えきれないほど存在しますが、上級白ワインは意外と少ない印象。

口コミを見る限りでの客観的で個人的な解釈では、以下の銘柄がトップクラスではないかと感じています。

ガイア エ レイ シャルドネ2~5万
ヴァレンティーニ トレッビアーノダブルッツォ1.7万前後
イエルマン ワー ドリームス7000~1万
テルラーノ クオルツ ソーヴィニヨン6500~8000
ラ スピネッタ リディア シャルドネ6200~8000

今回紹介したシチリア最高峰のプラネタも、これらの銘柄に続くイタリア白を代表するワインではないかと感じています。

あなたのワイン選びの一助になれれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

[ Planeta ] プラネタ、 シャルドネ 2019 シチリア・メンフィDOC(白) 750ml
プラネタ

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