さて、コート・ドールの山を越えました。
覚えるべき村名、グランクリュも満載でした。
紹介したワインを全部買ったら1000万円超えるのでは!?
というボリュームでした。
高品質なワインは余韻が長いものですが、記事にも余韻が残りまだ書いてしまっているという事なのですかね(笑)
今回はそんな品格高いコート・ドールのワインとは違い、コスパに優れた地区のワインを紹介します。
とても親しみやすく身近なワインの数々です。
「この地区のワインは上質なのにお値打ちだよ・・。」
本当にその通りです🎵
1、コート・シャロネーズ地区 ワインの特徴
◆赤・白共に造ります。
◆赤ワインは熟成向けではありませんが、バランスよくしなやかな品質です。
◆白ワインは若々しいフルーティさの中に、繊細さ、上品さを持っています。
◆品質が高いわりに価格が手頃で、コスパに優れた人気の高い地区です。
2、コート・シャロネーズ地区 主要AOCと特徴
まずは格付けを知りましょう。
格上から順に。
(グランクリュはありません)
【1、村名+プルミエクリュ】
モンタニーなどの村名が表記された後にプルミエクリュと追記されます。
【2、村名AOC】
リュリーなどの村名のみが表記されます。
【3、地区名AOC】
《ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ》
もしくは、
《ブルゴーニュ・コート・デ・クショワ》
と表記されます。
◆5つの村名AOC◆
ブーズロン以外ではプルミエクリュまであり、コスパに優れた赤・白ワインを生んでいます。
【1、ブーズロン】
ブルゴーニュにある村名AOCの中で唯一アリゴテという白ブドウの使用が認められ、白ワインのみを造ります。
よって、ブーズロンと表記されたワインはアリゴテから造られています。
【2、リュリー】
・赤・白共に造ります。
・プルミエクリュまであります。
【3、メルキュレ】
・赤・白共に造ります。
・プルミエクリュまであります。
【4、ジヴリ】
・赤・白共に造ります。
・プルミエクリュまであります。
【5、モンタニー】
・白ワインのみを造ります。
・プルミエクリュまであります。
3、マコネ地区 ワインの特徴
◆赤・白共に造りますが、主に白ワインを造ります。
◆白ワインはやや温暖な気候のため、酸が穏やかでフルーティで軽やかな傾向です。
◆赤ワインは少量造られ、ガメイが中心でボージョレのように軽快なものから、タンニンとコクのあるタイプまであります。
◆コート・シャロネーズ同様コスパの良いワインを生んでいます。
4、マコネ地区 主要AOCとその特徴
では格付けから。
格上から順に。
(グランクリュとプルミエクリュはありません。)
【1、村名AOC】
プイィ・フュイッセなどの村名が表記されます。
【2、地区名AOC】
《2-1》
・マコン・ヴィラージュ
・マコン+村名(5つの村名AOC以外の村名)
この2つは下記のマコンと同じ地区名AOCに分類されますが、規定がマコンより厳しく、品質もマコンより格上という認識です。
《2-2》
・マコン
◆5つの村名AOC◆
全て白ワインのみ造ります。
プルミエクリュこそありませんが、高品質でコスパの良い白ワインを生んでいます。
【1、ヴィレ・クレッセ】
【2、プイィ・フュイッセ】
【3、プイィ・ロッシュ】
【4、プイィ・ヴァンゼル】
【5、サン・ヴェラン】
名前だけ知っておきましょう。
■まとめ■
・コート・シャロネーズ地区とマコネ地区はコスパに優れた品質の高いワインを造っている。
・コート・シャロネーズ地区には【5つの村名AOC】があり、赤・白共に造る。プルミエクリュもある。
・マコネ地区は【5つの村名AOC】があり、白ワインを主に造る。プルミエクリュは無い。
以上です。
この2つの地区は手軽でおいしいですからおすすめです!
同じブルゴーニュ地方でも冷涼でキリリとした酸を持つシャブリとは違い、やや温暖で穏やかさのある味わいを持つこの地区のワインを飲み比べても楽しいのではないでしょうか。
それから、ブーズロンのアリゴテもぜひお試し下さい。上品で繊細、爽やかな酸を持つ白ワインです。
「アリゴテうまいアリゴテうまいアリゴテうまい・・・あ~うま。」
「そうか・・・わかった。」
いろいろ楽しみましょう!!
あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。
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