第94回 アメリカワインの特徴・品質分類(格付け)


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「元気に頑張ってるかぁ?カリフォルニアワインは俺のようなイメージだと思ったからな。それで来たんだ。」

おぉ!イタリアではお世話になりました!!

お元気そうで何よりです。

カリフォルニアワインは先生のようなイメージとは?


「力強くて、優しくて・・・・・男前・・。」

なるほど!!
自分で言っちゃった(笑)

確かに強くて優しいですね!!

男前は関係ない!?


「あ~あ。めんどくせ~。息をするのもめんどくせぇ・・。」
と、言っていた先生とは思えませんね!!
この回の頃はそうでした

 

さて、ニューワールドと呼ばれるワイン産出国の中でも最も有力な産地と言えるアメリカです。

【1976年のパリテイスティング】というブラインドテイスティング大会で、フランスワインを抑えてカリフォルニアワインが赤・白共に1位になったことは有名で、世界的にも品質の高さは認められています。

特に高品質で少量生産のカリフォルニアワインは【カルトワイン】と呼ばれ、世界中に多くのファンを持っています。

アメリカはボリュームが大きいので2回に分けて解説します。

《アメリカで知る事》

【アメリカワインの基本データ
【アメリカワインの特徴
【アメリカワインの品質分類
【アメリカワインの主要産地と特徴
【アメリカの有名ワイン(ワイナリー)

以上です。
そして今回は、

1、アメリカワインの
基本データ

2、アメリカワインの
特徴

3、アメリカワインの
品質分類

について解説します。
それではいきましょう。

1、アメリカワインの
基本データ

【ワイン生産量】
・約2900万ヘクトリットル
※世界4位でフランスの3分の2くらい

【ブドウ栽培面積】
・約40万ヘクタール
※世界6位でフランスの半分くらい

【ワイン消費量】
・約3200万ヘクトリットル
世界1位で2位のフランスは約2800万ヘクトリットル

「なんと世界1位だ。ワインは飲んでくれる人がいて初めて発展する。これからもどんどんワインを飲んでワイン界を発展させような。そしてワインを楽しもう。」

【1人当たりの年間ワイン消費量】
・9.9リットル
※フランスの4分の1くらい

【主要品種白ブドウ
シャルドネ
ソーヴィニョンブラン
フレンチコロンバード
ピノグリ
リースリング

【主要品種黒ブドウ
カベルネソーヴィニヨン
ジンファンデル
メルロー
ピノノワール
シラー

2、アメリカワインの
特徴

【ワイン大国】
前述ですが、ワイン生産量世界4位ワイン消費量では世界のワイン大国です。

【カリフォルニアが有名】
アメリカワインと言うよりはカリフォルニアワインと言うほうが主流で、それほど有名で生産量も《アメリカワイン全体の約90%》を占めています。

【パワフルで重厚な味わい】
日照量の多さからブドウがよく熟すこともあり、重厚な果実味でバニラなどの樽のニュアンスもはっきり感じられる、パワフルな果実味で穏やかな酸のあるワインが主流です。

【近年は多様化】
上記の通りパワフルな果実味で穏やかな酸のあるワインが主流ですが、近年では比較的冷涼な産地からエレガントなスタイルのワインも造られるようになり、多様性が認められてきています。

3、アメリカワインの
品質分類

アメリカには産地区分としてAVAが存在します。

AVAとは?
American Viticltural Areas
米国政府認定ブドウ栽培地域と訳されます。
これはあくまでエリアの境界線を規定するだけのもので、フランスやイタリアのAOCやDOCGのようにブドウ品種や栽培方法、醸造方法などを規定するものも無く、AVAに格上も格下もありません。つまりアメリカには法律上の格付けはありません。

表示規定
アメリカでは産地《国名・州名・カウンティ名・AVA名・畑名》《ブドウ品種名》《ヴィンテージ》をラベルに表示するためには、規定のパーセンテージのブドウを使用しなければいけません。
例えば産地をラベルに表示するには、
《国名・州名・カウンティ名》その範囲内のブドウを75%以上使用する。
《AVA名》85%以上使用する。
《畑名》 95%以上使用する。
といったものです。

「ただし州によって数値が違う場合もある。例えばカリフォルニア州を名乗るには100%。オレゴン州を名乗るには95%以上使用する必要がある。」
《ブドウ品種》は75%以上使用する。
《ヴィンテージ》AVAの場合95%以上。国・カウンティ・州の場合85%以上。

以上のような規定があります。数値が条件で変わりますから試験の方はしっかり把握してください。
つまり格付けはありませんが、産地名(より狭い区画)・品種名・ヴィンテージが書いてあれば品質が高い傾向にあるくらいの認識でよろしいかと思います。

《Estate Bottled エステイト・ボトルドについて》
【エステイト・ボトルド】
と表記されたワインは、ワイナリーと原料ブドウの畑が同一AVAに位置している必要があります。
つまり、ブドウ造りから醸造までを一貫して行うワイナリーが造るワインで、ブルゴーニュでいう【ドメーヌ】にあたるワインで一般的に高品質です。

■まとめ■

・アメリカは生産量も質も消費量も【世界トップクラスのワイン大国

熟した果実味と穏やかな酸を持ち樽の効いたパワフルな味わいのワインが主流だが、繊細でエレガントさのあるスタイルのワインも造られるようになってきている。

・格付けは無いが表示規定はあり、おおよそ狭い区画・品種・ヴィンテージを表示しているワインや【エステイト・ボトルド】と表示されたワインは品質が高い。

 

以上です。

いかがでしたか?
カリフォルニアのワインは果実味のパワーが素晴らしく、他国にはない魅力的な部分がありますね。カリフォルニアワインのファンが多いのにも納得できる品質です。
では次回はもう少しくわしく産地特徴と有名ワインについて解説していきます。
よろしくお願いいたします。

私が選ぶ飲むべき一本です
【カレラ セントラルコースト シャルドネ】
カリフォルニアの白ワインらしさが体感できます。

【ニュートン アンフィルタード シャルドネ】
より洗練された豊かなカリフォルニア白ワインです。

【クライン ヴィオニエ】
ヴィオニエらしい香りとほんのり甘さのある白ワインです。

【フランシスカン カベルネソーヴィニヨン】
オーパスワンの隣の畑という好立地から生まれるコスパ赤ワインです。

【TEXT BOOK テキストブック カベルネソーヴィニョン】
まさにカリフォルニアワインの教科書と呼ぶに相応しい赤ワインです。

【ディアバーグ シラー】
カリフォルニアのシラーといえばこの赤ワインを選択肢に入れるべきです。

【カレラ セントラルコースト ピノノワール】
カリフォルニアのロマネコンティと呼ばれるこの赤ワインを知らないわけにはいきませんね。

【クロぺガス カベルネソーヴィニヨン】
カリフォルニアらしくパワフルですが料理との相性にもこだわり、主張しすぎないエレガントさも兼ね備えた上級赤ワインです。

【クロデュヴァル カベルネソーヴィニヨン】
テイスティング大会でボルドー1級ワイン達を破った伝説的赤ワインを生んだ造り手のワインです。
濃さだけでなくエレガントさも持つ品質の評価は高く、熟成を経る事でさらに深まる味わいを楽しんでも良いですね。

よかったらお試し下さい。

 


「・・。」

「・・・。」


「どうだ・・。強くて、優しくて・・・・・男前・・だろ?」

あ、はい。

意外とナルシストのようですね(笑)

 

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加藤敦志

投稿者: 加藤敦志

加藤敦志と申します 名古屋のふぐ・季節料理を扱う楽楽楽(さんらく)八事店の店長で ソムリエやらせてもらっています。 あなたに役立つワインの知識・おすすめワイン・ワイン関連商品などいっぱい紹介します!! さらにくわしいプロフィールはhttps://wine-no-susume.com/profile/です

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