「ほー。失敗が怖い?私は失敗した事がない・・。ただ・・1万通りのうまくいかない方法を見つけたのだ!!」
名言ですね!!
でも・・。それ・・エジソンさんが言ってませんでした?
「・・・。ホッ・・ホッ。」
あれ?
先生気まずいと普通のハトさんになるんですね(笑)
さて、ニュージーランドです。
国土面積は日本の7割程度ですが、人口わずか445万人の国です。
しかし羊は3000万頭ほどいるようですね。
「どや・・。」
すごいですね。
情報が豊かな現代であるため、最新のワイン造りの技術がすぐに導入され、近年急激に成長したニュージーランドではどのようなワインが生まれるのでしょう。
1、ニュージーランド ワイン基本データ
まずは全体像。
【ワイン生産量】
・約230万ヘクトリットル
※フランスの20分の1くらい
【ブドウ栽培面積】
・約3.5万ヘクタール
※フランスの20分の1くらいでシャンパーニュ地方と同じくらい
【主要品種白ブドウ】
・ソーヴィニョンブラン
ブドウ全体の【7割近くがソーヴィニョンブラン】で圧倒的で有名です。
※その他シャルドネ、ピノグリ、リースリングなども栽培されます。
【主要品種黒ブドウ】
・ピノノワール
ソーヴィニョンブランに次いで多く栽培され、品質も良い事で知られます。
※その他メルロー、シラーなども栽培されます。
2、ニュージーランド ワインの特徴
【ソーヴィニョンブランが有名】
ソーヴィニョンブランが全体の7割近い収穫量で、トロピカルな風味を持った辛口白ワインはニュージーランドを代表するワインです。
【高品質なピノノワール】
生産量は多くないものの高品質なピノノワールを生むことでも注目されています。
【スクリューキャップがほとんど】
ブショネ(コルク臭)のリスクも無く、開けやすいなどの利便性が高いスクリューキャップが主流で、99%以上です。
【産地、品種、ヴィンテージが書いてあるほど上質】
ニュージーランドでは産地、品種、ヴィンテージをラベルに表示するにはそれぞれ85%以上使用しなければならないという規定があります。
そして、オーストラリアと同じく地理的表示GIを指定していく予定となっています(2017年現在)。
よってオーストリラリアと同じく産地、品種、ヴィンテージなどの表記がされているほど上質と考える程度のシンプルなものです。
3、ニュージーランド ワイン 主要産地と特徴
まずは全体像。
ニュージーランドの産地は全部で【10】あります。北から順に特徴を解説しましょう。
【1、ノースランド】
ニュージーランドに初めてワイン用ブドウが植えられた地です。
ブドウ栽培にやや不利なエリアですが、カベルネソーヴィニヨンやシラーから興味深いワインも造られています。
【2、オークランド】
シャルドネ、カベルネソーヴィニヨン、メルローから少量ながら質の高いワインを造っています。
※オークランドからフェリーで30分の《ワイへキ島》でも上質なカベルネソーヴィニヨンなどから質の高いワインが造られます。
【3、ワイカト/ベイ・オブ・プレンティ】
温暖な気候で、シャルドネやピノノワールなどを極少量造っています。
【4、ギズボーン】
ニュージーランド最東端の産地です。
シャルドネを主に造り、トロピカルで熟した果実のソフトな風味のある味わいが特徴です。
【5、ホークスベイ】
2番目に広い栽培面積を持つ産地です。
ソーヴィニョンブランから造られる白ワインや、カベルネソーヴィニヨンやメルローから造られる赤ワインを生みます。
近年では冷涼な産地から生まれるシラーにも注目が集まり、温暖なオーストラリアのシラーとの差別化をして売り出しています。
【6、ワイララパ】
首都ウェリントンがあります。
ワイララパという名よりも、その中にある地名の【マーティンボロー】が有名です。このマーティンボローでは厚みのあるピノノワールが造られ国際的にも高い評価を受け有名です。
【7、マールボロ】
最大で最も重要な産地です。
国全体の【約65%】の栽培面積を持ち、その内約80%がソーヴィニョンブランです。ニュージーランドらしいトロピカルでハーブの爽やかな風味を持った白ワインを生みます。
そしてソーヴィニョンブランに次いで2番目に多く栽培されるピノノワールでも有名で、赤系果実の豊かで丸みのある味わいで知られます。
「ほー。マーティンボローとマールボロは名前が似ているから要注意だ!!」
【8、ネルソン】
温暖で比較的雨の多い産地で、ソーヴィニヨンブランやピノノワールから潤いのあるワインが造られます。
【9、カンタベリー/ワイパラ】
ソーヴィニヨンブランを多く造っていますが、品質ではシャルドネやリースリングにも注目が集まっています。
また、多様な土壌から造られる多様なピノノワールを生むことでも知られます。
※補足※
近年カンタベリー/ワイパラとセントラルオタゴの境目に、
【ノース・オタゴ(ワイタキ・ヴァレー)】
も注目を集めつつあり、産地の一つに数えられるようになっています。
赤はピノノワールでセントラルオタゴに比べて繊細でエレガントな傾向。
白はリースリングとピノ・グリの注目度が高く、シャルドネやゲヴェルツトラミネールといった品種も栽培されます。
【10、セントラル・オタゴ】
《世界最南端の産地》です。
高品質なピノノワールの産地として有名で、昼夜の温度差が大きいためブドウがよく熟すと同時に繊細な酸を持ち合わせたワインを生みます。
ニュージーランドを代表する赤ワインの産地です。
■まとめ■
・ニュージーランドでは爽やかなハーブの香りとトロピカルな風味を持ったソーヴィニヨンブランが有名で、上質なピノノワールを生むことでも知られる。
・ソーヴィニョンブランの産地では【マールボロ】が特に有力で有名。
・ピノノワールでは【セントラル・オタゴ】が特に有名。
以上です。
いかがでしたか?
ニュージーランドのワインの風味は他にはない特徴的なものですね。
最初の画像に少女を選んだのは、ニュージーランドのソーヴィニヨンブランにそのような初々しさ、華やかさを感じたからなんです。
産地によってこれだけ味わいが変わるのもワインの魅力ですね。
スクリューキャップについては賛否両論ありますが、みんな違ってみんないいと私は捉えています。
そっちの方が幸せです!!(笑)
それぞれの良さを楽しんでみてはいかがでしょうか。
「ほー。明日死んでも後悔なく生き、永遠に生きるかのように学ぶのだ!!」
名言!!・・・ガンジーの・・・。
「・・・。ホッ・・ホッ・・。」
どうやら今日は調子が悪いようです・・・。
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