セレクション・デ・コニェット ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュール リー

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フルーティーでボリューム感のある白ワインよりも、スッキリ軽快な白ワインが好きだ

今回はそんな方に読んでいただきたい記事です。

カリフォルニアやオーストラリアに多く見られるジューシーな味わいを求める方は、ミュスカデや甲州を選ばない方が良いでしょうね。

《ワイン名》 セレクション・デ・コニェット ミュスカデ セーヴル エ メーヌ

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さて、私は多くの生産者が手掛けるミュスカデの中で、日本の消費者の皆様に評判が良い人気ワインはどれかという好奇心のもと、信頼できる口コミを見られるVinicaを利用して調べてみました。

その結果日本でも購入可能な約30の主要生産者の中でも特に評判が高いと感じたのは、
ドメーヌ デ コニェット
ポワロン ダバン
でした。

その他にも上記の2つの生産者には僅かに口コミの印象は劣るものの、ミシェル デルオモ、シャトー ド ラゴディエ―ル、ドメーヌ デュ ムーラン カミュ、ドメーヌ ド ラ フォリエット、カーヴ デュ シャトー ド ラ モランディエ―ル、ドメーヌ ランドロン、ドメーヌ デュ シャトレ、ギィ サジェ、ドメーヌ マルタン、なども良質なミュスカデを生産している印象を持ったこともお知らせさせていただきます。

《価格》

1700円前後

《ブドウ品種》ミュスカデ
《ボディ》  ライト~ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ロワール地方>ペイ・ナンテ地区
《生産者》  ドメーヌ・デ・コニェット

プロフィール
ドメーヌ・デ・コニェットは代々ブドウ栽培を手掛けてきたペロー家が運営しており、現当主であるステファン氏が家業を引き継いだことをキッカケに、栽培から醸造までを一貫して行うドメーヌとなり、弟のヴァンサン氏と共に上質なミュスカデを生産している。

《味わいの特徴》

スッキリサッパリしつつ
適度なコクを持った
バランス感覚がある

このワインの特徴は、ミュスカデらしい繊細な味わいと豊富な酸味を持ったスッキリとした味わいにありますが、適度なコクを持ち合わせた味わいは薄っぺらいという事もなく、バランス感覚に優れた心地よい軽快さがあります。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

ミュスカデの特徴
このワインに使用されるミュスカデは、色、香り、味わい共に淡く、酸味が強くサッパリしている事が特徴的な白ブドウです。
そのため、そのような味わい傾向はありますが、シュール・リーを行う事で味わいに適度なコクも感じられるワインに仕上げられています。

シュール・リーとは
アルコール発酵を終えた後の酵母の死骸である澱は通常取り除かれますが、あえて残すことで澱をワインに触れさせます
そうすることで澱に由来する旨味などが抽出され、まろやかで風味豊かな品質になり、この技法の事をシュール・リーと呼びます。

ビオロジック農法
農薬や化学肥料を使用しないビオロジック農法を実践しており、土地の酵母などの微生物の働きも加わった健全で成分豊かな土壌が育まれ、その成分を吸い上げたブドウが育ちます。

手摘み収穫
手頃な白ワインを生むこの産地では、コストが抑えられる機械を使った収穫をする場合が多いですが、コニェットは手摘み収穫を実践しています。
手摘みは人件費などのコストは掛かるものの、ブドウを傷付けない事や良質なブドウの選別が可能で、その結果上質なブドウだけを使用したワインが生まれます。

【外観】
グリーンがかった淡いレモンゴールド

【香り】
レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の爽やかさに、青リンゴやラフランスを思わせるフルーティーさ、あるいは白い花の華やかなニュアンスが上品に感じられます。

【味わい】
スッと飲めるような軽快な飲み口は適度なフルーティーさとコクがあり、キレの良い酸味はスッキリとした味わいを表現し、ほのかな果実感と爽やかさを残した余韻があります。

《飲む時の適正温度》

6℃10℃
よく冷やせば酸味が際立ち軽快な飲み口が楽しめます。
少し温度を上げれば穏やかな印象になり、フルーティな味わいが楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から約1年~3年

若いうちのフレッシュな味わいを楽しむタイプのワインです。
長期熟成には向かないので、購入後は早く飲んだ方が良いでしょう。

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《適正グラス》

【小ぶりのグラス】
温度が上がりにくいように設計された小ぶりのグラスで飲めば、軽快でキレの良い味わいが楽しめます。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


真鯛のカルパッチョ


天ぷら各種をレモンと塩で

など、比較的繊細な味わいを持った料理に合わせると良いでしょう。
フレッシュでキレの良い酸味に、適度な果実味を持ったこのワインは、料理の味わいを引き立て寄り添う力があります。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

悪くはないけど、軽いというか、スッキリしすぎてて私には物足りなく感じてしまいました。2年目の2015です。


フレッシュで微発泡を感じるようなミュスカデは好きなんだけど。。。2年目の2015は何だかシュワッと来なかったのでちょっと残念。

良い口コミ

3年熟成のミュスカデ。特にこの2015は美味しいです。ミュスカデにしては結構果実味があって、シャブリを連想させつつ、キレる酸はミュスカデらしさを表現、余韻には吟醸酒のニュアンスも出てきますね。


2年熟成の2016はスイスイ飲めるような軽快さ。香りは繊細な華やかさがあり、軽快な飲み口は料理の邪魔をする事はありません。


2年目の2015は変なクセが無い!!飲みやすさ満開です!!


ミュスカデって言うと、安かろう悪かろうも多いのですが、この3年熟成の2013は豊かな果実味と適度な酸があり、なかなか良かった。大当たりとまではいかないが、日ごろ飲むには選択肢に入れておきたいワインですね。

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!     3%
美味しい     30%
普通       60%

良くない      7%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

手頃な価格のワインという事で感動される方はほとんどいなく、コメントの短さからも多くを語るほどのワインではない事は伝わってくるようで、ミュスカデ特有の軽快さに物足りなさを感じる方も少数見受けられました。

とはいえ、手軽なワインにしてはなかなか良いといった意見のほうが多く、その軽快さをポジティブに捉えている方が多い印象です。

約30銘柄のミュスカデをリサーチした中では、僅差ではありますが、ポワロン・ダバンと並んでこのワインが好評を得ていると感じる結果となりました。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

セレクション・デ・コニェット ミュスカデ セーヴル エ メーヌ

価格
およそ1700円


スッキリサッパリしつつ、適度なコクを持ったバランス感覚がある

飲み頃
ブドウ収穫年から約1年~3年

口コミ
軽快な味わいに物足りなさを感じる方もいるが、スッキリしているものの他の生産者のミュスカデに比べると厚みがあり、まあまあ良いと感じている方が多い傾向。

いかがでしたでしょうか。
価格帯も考えれば唸るような味わいはありませんが、日常消費用にこのようなキレの良いミュスカデを選択肢に入れておくのも悪くないでしょう。
あなたにとって善きワインとの出会いが多くなることをお祈りしております。

 

 

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