バレンシソ レゼルヴァの価格と味は?当り年や飲み頃や口コミなど詳しく解説

おすすめ【赤】ワイン

 

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味わいへの満足度ではリオハNO1では?

少なめの口コミの量から推測すると知名度はそれほど高くない印象ですが、実際飲まれた方々の満足度は非常に高い傾向。
個人的解釈としては、価格を含めた満足度でリオハNO1の印象を持ちました。

ビオディナミ農法と過度の抽出を避ける醸造から造られるワインは、飲み応えと滋味深さを持ちつつもピュアでスルリと飲めるような上品さも両立。

優れたリオハの赤や、リオハに限らずバランス良い赤を選ぶなら、必ず選択肢に持っておきたい銘柄だと感じました。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》バレンシソ レゼルヴァ

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《価格》

3500前後

《ブドウ品種》テンプラニーリョ
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   やや辛口
《産地》   スペイン>リオハ
《生産者》  バレンシソ

プロフィール
バレンシソはリオハで最も注目される代表的生産者のひとつ。
1998年に設立された新しいワイナリーで、リオハでビオディナミ農法を取り入れた数少ない生産者としても知られています。
ワイナリー名であるバレンシソは、創業者で醸造家でもあるルイス バレンティン氏とカルメン エンシソ氏の名を組み合わせたものです。

《味わいの特徴》

香り豊かで厚みのある味わい
ピュアでしなやかな飲み口で
バランスが良い

【外観】
深みのあるルビーレッド

【香り】
ラズベリーやチェリーの甘酸っぱさにカシスやブラックベリーのフルーティーさもある果実香は豊かで、樽に由来するコーヒーやスパイスの風味や、革製品やキノコのような熟成香も加わり複雑さがあります。

【味わい】
ピュアで豊潤な果実味はシルキーなタンニンと共に優しい飲み口を表現しており、生き生きとした酸味が味わいを上品に引き締めます。
厚みのある味わいながら透明感のあるキレイな味わいで、じんわりと広がる旨味も滋味深く複雑で心地よい風味を残した長い余韻があります。

それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

品種の個性
このワインに100%使用されるテンプラニーリョはスペインを代表する品種。
深い赤色の色調でカシスなどの黒い果実の豊かな風味を持ち酸も豊富。

タンニンは適度でアルコール度数が高めのしっかりとしたワインを生む傾向です。
熟成にも向いており、葉巻や革製品などのニュアンスが加わり深い味わいになります。

目指すスタイル
バレンシソはテンプラニーリョのエレガンスとフィネスを表現することを目指して造られワイナリー

そのための手法としてビオディナミ農法をリオハでいち早く導入した数少ない生産者です。
農薬や化学肥料を一切使用しないことはもちろん、天体の動きに合わせて農作業を行うなど、非常に緻密な管理が必要なビオディナミ農法。
土地の天然酵母など、様々な微生物などの働きが加わった土壌は健全で成分豊かな状態になり、そのエキスを吸い上げたブドウはピュアで滋味深いワインを生みます。

また、剪定や間引きなどで収穫量はあえて抑えており、リオハの平均よりも25%少ない収量に抑えています。
残された良質なブドウに成分が集中することで凝縮感あるワインが生まれます。

収穫されたピュアで充実した成分を持つブドウは過度の抽出を避けるため、通常の赤ワインで行われる破砕やピジャージュ(櫂入れ)を行いません
そのため粗さの無いピュアでエレガントなワインになり、飲み応えがありつつも滑らかで心地よい飲み口になります。

ほどよい樽感
発酵を終えたワインは小樽(バリック)で18ヶ月熟成後、コンクリートタンクで12ヶ月の熟成期間が設けられています。
ブドウの繊細なニュアンスも表現することに重点を置いているため、樽の風味は適度に表現されています。

 

《飲む時の適正温度》

14℃20℃
少し低めの温度にすれば酸が際立ち引き締まった印象になり、上品な飲み口。
温度を上げるほど穏やかな印象になり、果実感や複雑な風味が広がる味わいが楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から7~20年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
参考までに、リオハのヴィンテージチャートも載せておきます。
良い年ほど成分が充実し、飲み頃になるのは遅いが長期熟成に向く。
難しい年ほど成分はやや希薄になり、早く飲み頃に達するが長期熟成には向かない傾向があります。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2000年 3
2001年 4
2002年 3
2003年 3
2004年 4
2005年 4
2006年 3
2007年 3
2008年 3
2009年 4
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 4
2014年 4
2015年 4
2016年 4
2017年 4
2018年 4

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《適正グラス》

【大ぶりのグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計された、ボルドーグラスやブルゴーニュグラスなど大ぶりのグラスを選ぶことで、バランス良く香りと味わいを感じ取れます。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


ラムチョップ


ホタテバター醤油焼

など、やや強めの味わいの料理に合わせると良いでしょう。
複雑で深みのあるワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立てるマリアージュが楽しめます。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

ネガティブな口コミ

8年熟成の2010は美味いんだけど、なんか物足りない。うまく言えないけど何か大切な要素が抜けた後のような感じ?


10年熟成の2011は豊潤な芳香に飲み応えのある味だけど、やや浮足立ってまとまりに欠けるような?悪くはないけど、もう一歩な印象です。

良い口コミ

今回は9年熟成の2011ですが、何度このワインを飲んだ事でしょう。もう生産者に直接感動を伝えたいですね!♪力強く複雑で何回飲んでも美味くて飽きないです♪


このワインはホントお値段以上ですね。9年熟成の2011はエキスの抽出が過度になっていないので、とっても上品で優美なワインに仕上がってますね♪

困る表情のイラスト1(男性)
アルコール度数14,5で高いけど、それを感じさせない飲み口。8年熟成2010はコスパでも優れていると思えました。


ブルーベリータルトを思わせる香りは力強く、樽の芳ばしさやスパイスのニュアンスに、革製品のような熟成香も複雑性を高める。味の第一印象は、思ってたよりキュっと引き締める酸が豊富だと感じました。果実味や樽感も強めだけど決してクドくはなく出汁系のワインのような上品さがありバランスが良い。
3日かけて飲みましたが、日を追うごとにニューワールド系の果実のボリューム感が増していくようでした。
現段階では8年熟成ですが、さらに5年も熟成させれば湿った土やトリュフのような熟成のニュアンスも出てきそうです!

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!    10%
美味しい     50%
普通       40%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

非常に満足度が高いワインだと感じました。

ネガティブコメントもありましたが稀で、大半の方が飲み応えがありつつスルスル飲めるような味わいに好感を持っており、3000円台のワインにしては感動的評価もチラホラ見られたことも印象的でした。

口コミの量は少なめですがコスパの良さを褒める意見も少なくなく、掘り出し物感あるワインと感じる結果となりました。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

ヴァレンシソ レゼルヴァ

価格
3500前後


ピュアで豊潤な果実味はシルキーなタンニンと共に優しい飲み口を表現しており、生き生きとした酸味が味わいを上品に引き締める。
厚みのある味わいながら透明感のあるキレイな味わいで、じんわりと広がる旨味も滋味深く複雑で心地よい風味を残した長い余韻がある。

飲み頃
ブドウ収穫年から7~20年
※一般的傾向や口コミから推測

当たり年
リベラ デル ドゥエロのヴィンテージチャートは以下の通り。
良い年ほど成分が充実し、飲み頃になるのは遅いが長期熟成に向く。
難しい年ほど成分はやや希薄になり、早く飲み頃に達するが長期熟成には向かない傾向。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2000年 4
2001年 5
2002年 3
2003年 3
2004年 5
2005年 4
2006年 3
2007年 3
2008年 3
2009年 4
2010年 5
2011年 4
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 4
2016年 5
2017年 4
2018年 5

口コミ
口コミ量こそ少ないが非常に満足度が高いワイン。
ネガティブコメントもあるが稀で、大半が飲み応えがありつつスルスル飲めるような味わいを高評価。
3000円台のワインにしては感動的評価もチラホラ見られたことも印象的で、コスパを褒める意見も少なくない。

以上です。

あまり知られていない優れたワインを見つけると、掘り出し物を見つけたようで嬉しくなります。

このヴァレンシソもそんな銘柄のひとつになりました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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