【私が選ぶ飲むべき一本】
《楽天ではコチラが最安値》
クロぺガス カベルネソーヴィニヨン
《ブドウ品種》カベルネソーヴィニヨン主体
《ボディ》 フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 カリフォルニア ナパヴァレー
《生産者》 クロぺガスワイナリー
《特徴》
骨太ながらエレガンスも感じられる味わい
オーナーであるイアンシュレム氏は、大学生の時に休暇のつもりで日本を訪れ、そこで現婦人のミツコさんと出会い恋に落ちてしまいます。
そしてそのまま彼は日本で働くことになり、出版業で大成功を収め大企業のオーナーとなりました。
しかし彼はその会社を売却してしまい、ミツコさんとヨーロッパに駆け落ちしてしまいました。
それはミツコさんがワインのおいしさとおもしろさに目覚めたからで、彼はボルドー大学に入学しワイン造りを学びました。
そして、伝統的手法と新しいテクノロジーを融合させカリフォルニアでワインを造ろうと決意したのでした。
オーナーのストーリーが長くなりましたね(笑)
ドラマみたいな人生です。
出会った女性の影響でここまで人生が動いたなんてすごいなと思います。
1984年に設立されたクロぺガスは、今最も勢いあるワイナリーとして数多くの賞を受賞しています。
そんなクロぺガスが造り出すワインは、バランスを非常に大切にしていることが伝わる品質で、食事との相性という面においても強いこだわりを持っています。
つまり、料理あってのワインでもありますから、必要以上にワインが主張しすぎることはなく、しっかりとした味わいでありながら料理を引き立てるエレガントさも持っておりバランスに優れた味わいを表現しています。
お値段もまあまあですが、その品質はそれ以上のものを感じましたので飲むべき一本に選ばせていただきました。
【外観】
深いルビーレッド
【香り】
ベリー系果実に杉の香り、樽に由来すバニラのニュアンスも加わります。
【味わい】
カベルネソーヴィニヨンらしい骨格ある豊かな果実味と旨味が感じられますが、決して強すぎることはなくエレガンスが感じられます。
タンニンはなめらかでほどよい酸は味わいを美しくまとめ、心地よい余韻へと続きます。
《飲む時の適正温度》
【14℃~18℃】
とてもバランス感覚に優れ、コクがあるワインです。
高めの温度にする事で、より香り・甘味・旨味が広がり複雑な風味を楽しめるでしょう。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
【3年~15年】
若いうちから広がる風味がありおいしく飲めます。
熟成させると酸味や渋味がワインに溶け込む事で落ち着きのある味わいになり、複雑性も深まりエレガントさのある旨味が広がる味わいになってゆくでしょう。
15年としましたが、適切に熟成させればそれ以上もおいしく飲めそうな予感のする味わいです。
※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。
《適正グラス》
【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたチューリップ型ボルドーグラスを選ぶと良いでしょう。
バランスの良い香りと旨味を存分にお楽しみいただけます。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
厚切り和牛ステーキ
ラムチョップをオレンジバターソースで
ホタテバター焼
・クリーム系パスタ
・ブルーチーズ
など、比較的コクのある食材や味付けのされた料理との相性が良く、料理との相性にこだわりを持つバランスの良いクロぺガスが料理を、そして料理がクロぺガスを引き立ててくれるでしょう。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《こんな場合におすすめ》
【上質なカリフォルニアの赤ワインを探している方】
とても洗練された味わいを持っており、ブドウの品質が高いことも伝わる品質のワインです。
ちょっとくらい値段が高くてもいいから、おいしいカリフォルニアワインが飲みたいという方には是非試していただきたい一本です。
【コクのある上質な料理に赤ワインを合わせたい時】
料理との相性にこだわりを持つクロぺガスです。
上質でコクのある料理に合わせることで、より互いを高め合うマリアージュを楽しめます。
【贈り物やプレゼントに】
品質の高いワインです。ちょっと濃いめのワインが好きな方などに手土産にわたしたら。
「こんなおいしいワインをありがとう。よく勉強してるね。」
と、言われるかもしれませんね。
また、女性にこのオーナーのミニストーリーを語りながらプレゼントしたら・・
「おいしいわ・・あなたも私のためにもっと頑張ってみたいの?」
と、なるかもしれませんね(笑)
《こんな場合には不適切!?》
【繊細なピノノワールのようなワインが好みの方】
エレガンスも感じられるワインですが、基本的には濃い部類のワインです。
繊細なピノノワールのようなワインがお好きな方には濃すぎますね。
ぜひ試してはもらいたいですが。
【淡い味わいを持った料理に合わせたい時】
料理に合わせることを大切にしていますが、このクロぺガスはコクのある料理と合わせましょう。
繊細で淡い味わいの料理の時にこのワインを飲むと・・
「このクロぺガスってワインうまいな~。で、今俺何食べたんだ?」
と、口の中がクロぺガスになり食べたものの記憶が無くなる事はありませんが、味を感じにくくなります。
繊細な白ワインやスパークリングワインを選んだ方が良いでしょう。
【カジュアルな料理に合わせる時】
上質なワインですから、あまりカジュアル過ぎる料理に合わせてしまっても勿体ないですね。
ドレスアップした女性を軽トラックに乗せるわけにはいきませんよね。
例え下手ですか?(笑)
カジュアルな料理にはカジュアルなワインの方が合いますね。
以上です。
クロぺガスの味わいが想像できましたでしょうか?
どうぞここまで読んで下さったあなたはお試し下さい。
あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。
クロ ペガス カベルネソーヴィニョン 2016
7040円税込・送料700円
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