アルマンド ブリニャック ゴールド

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ワイン界における、

ハート=カロン・セギュール
キング=クリュッグ?ラトゥール?
ダイヤ=全然わからない

そしてスペードだったらこの銘柄でしょうね。

一度見たら忘れられないインパクト、品質も極上であり、ゴージャスな場面を盛り上げるにはこれ以上ないシャンパーニュと言えるでしょう。

《ワイン名》 アルマンド ブリニャック ゴールド

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《価格》

3~4万円

《ブドウ品種》
シャルドネ
ピノ・ノワール
ムニエ
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>シャンパーニュ地方
《生産者》  アルマンド・ブリニャック

【ここで簡単にプロフィール

アルマン・ド・ブリニャックは1763年創業の歴史ある生産者で、キャンティア家によって運営されている。ここで紹介しているゴールドは、2006年に初めて登場したもので、誰もなすことができなかった最上級のキュベを生む思いから誕生したもの。2010年に開催された「100BestChampagneFor2010」では、世界中のソムリエや評論家のブラインドによる選考の結果、ドンペリをはじめとする銘柄を抑え1位を獲得したのがこのゴールド。そして、ビヨンセの夫であり歌手でもあるJAY-ZがPVで使用した事で人気に火が付いたアルマン・ド・ブリニャックはそのゴージャスなボトルデザインの効果もあり、オスカー賞、メジャーリーグのゴールデン・グローブ賞、世界中のセレブのパーティーでの乾杯用など、華やかな場面で活躍することとなった。2014年にはJAY-Zが買収しオーナーとなっている。

《味わいの特徴》

洗練された質感
バランスと複雑性を持った
王道上級シャンパーニュ

このワインの特徴は、白桃やチェリーなどの洗練されたフルーティーな果実香に、上質な蜜やトーストにバターといった複雑な風味も感じられる点にあり、奥深い味わいは王道上級シャンパーニュの佇まいがあります。
また味わいではありませんが、ゴージャスなボトルデザインは類を見ないほどの存在感がある点も、大きな特徴の一つと言えるでしょう。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

3種のブドウ
ピノ・ノワール(40%)
シャルドネ(40%)
ムニエ(20%)

以上3種で構成されるシャンパーニュで、
ピノ・ノワールは厚みや骨格。
シャルドネ
は繊細さや上品さ。
ムニエは華やかさや優しさ。

以上のような特徴があり、それぞれの個性が溶け合った複雑でバランスの良い品質になります。

複数ヴィンテージのブドウ
このクラスの上級シャンパーニュとなると、単一年のブドウのみを使用する場合がほとんどですが、複数ヴィンテージのブドウを使用する伝統的手法を重んじており、上記の3種のブドウに加え異なるヴィンテージのブドウの複雑な要素が溶け合い、奥深い味わいを表現しています。

最上のブドウの初搾りだけ
シャンパーニュにおける最上の村の最上の畑のブドウのみを使用し、通常2度搾るシャンパーニュの1回目の初搾りだけを使用しており、充実した成分を持ったブドウの、より洗練度の高いピュアな果汁のみを使用しています。

ゴージャスなボトルデザイン
味わいではありませんが、このボトルデザインは類を見ないゴージャスさがあります。
「王の象徴」であるスペードをあしらったメタルックボトルは、コニャック地方の熟練職人が手造りで仕上げるもので、特別な存在感に溢れています。

 

【外観】
輝くレモンゴールド
熟成させるほど深いゴールド変化していきます。
細かで豊かな泡立ち。

【香り】
白桃や柑橘類にチェリーなどフレッシュでフルーティーな果実香に、上質な蜜にバニラやトースト香りが複雑性を高めます。
熟成するほど熟した果実の円熟した香りに、ブリオッシュのような甘く芳ばしい魅惑的芳香性が優雅に広がります。

【味わい】
微細な泡はシルキーな口当たりで、充実感のあるピュアな果実味がトーストやバニラの風味と共に広がり深いコクがあり、美しい酸は味わいを引き締めます。複雑な風味に上品な蜜の甘味を伴った余韻はいつまでも続きます。
熟成させるほど成分は溶け合う事で円熟味が増し、熟した果実感やブリオッシュの甘く芳ばしいニュアンスも強まり、魅惑的余韻となって飲み手を包み込みます。

《飲む時の適正温度》

℃~14℃
よく冷やせば酸味や凛としたミネラル感が際立ち、上品さや気品に満ちたエレガンスが感じられます。
温度を上げるほど充実した果実感やトーストに蜜など複雑な風味が広がり、芳醇で優雅な味わいを楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
出荷後約15年
熟成が浅い段階では若々しさと円熟味を両立した複雑でバランスの良いスタイル。
熟成が進むほど円熟した果実味や蜜にトーストの風味が強まった品質へと成長していきます。

ただし、ボトルを見ただけではいつ出荷されたものなのかがわかりませんから、取り扱い店の方に聞いた方がベターですし、古いものであれば保存環境が適切であったかの確認もした方が良いでしょう。

【当たり年の概念はありません
複数ヴィンテージのワインをブレンドして造られるシャンパーニュであり、生産年毎の品質の差はあまりありません。
当たり年(ヴィンテージ毎の品質の個性)を意識するのは、単一年のブドウから造られたヴィンテージシャンパーニュ(ミレジメ)の場合というわけです。

 

《適正グラス》

【ふくらみのあるフルート型グラス】
美しいグラスのフォルムに加え優美な泡立ちを見れます。
また空気に触れる面積も小さいため、温度も上がりにくいと同時に炭酸も抜けにくい形状に設計されています。
そして類い稀な芳香性を楽しむには、細身のフルートグラスより膨らみのあるフルートグラスがより最適ですし、あえてブルゴーニュグラスを選んでも優雅な風味は高まるでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


天然真鯛のカルパッチョ


地鶏のグリルをレモンと塩で

など、洗練された充実感やエレガンスを持ったアルマンド ブリニャック ゴールドには、特に上質で適度な強さの味わいを持った料理が合いますが、爽快な発泡性と美しい酸は口の中をスッキリさせる効果もあるため、強い味わいの料理にも合わせられる万能性があります。
また、皮目をしっかり焼いた地鶏や天ぷらなどのように【パリッ】【サクッ】とした食感の料理には【シュワツ】としたシャンパーニュは相性が良いですね。
とは言え、このクラスのシャンパーニュですと、しっかり向かって単体で楽しむというアプローチも素晴らしいですね。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「見た目のインパクトそして品質も良い。しかし優美さエレガンスいわゆるフィネスはそれほど私には感じ取れない。また買うかと聞かれたら迷いそう。」


「品質自体はそこそこで、見た目の派手さや木箱に価値がある。高級車にブランドの洋服を着て乗っている若き青年のようだ。」

良い口コミ

「なんだいこの派手さ!イケイケじゃないか!!(笑)俺は好きだぜこの感じ。味も良いし。聞いたら夜の世界ではドンペリよりこっちの方が人気なんだってな。」


「シャンパーニュという事で爽快な泡があってこそかと思ったが、泡が抜けてしまったことで逆にその質の高さがわかったんだ。そんな素敵な出会い方もあるんだね。」


「ボトルの派手さに反して非常に王道で、ちゃんと造られてるシャンパーニュですね。柑橘系果実やサクランボの甘酸っぱさに、バタートーストのコクのある風味が広がり、旨味たっぷりの味わいがじんわりと広がり官能的。ちゃんと美味しいです。」

 
「黄金の輝き。細かで美しい泡は持続性が非常に長くいつまでも消えません。それを見てるだけでもうっとりですね。フルーティで蜜もある優しい香りで、ふくよかな果実味は非常にまろやかで角が無い。素晴らしい品質です。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!    47%
美味しい     43%
普通       10%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

ボトルデザインの派手さは好みがわかれる印象ですが、品質自体は非常に正統派でバランスの良い印象が伝わってきました。

感動的評価をされる方は多いですが、美味しいけど突き抜けるような美しさや奥深さは無いといったコメントも、この価格帯のワインにしては多かった印象です。

このクラスのシャンパーニュは、どの銘柄も熟成させることで深みが増し、円熟した妖艶さが出てくる傾向を考えると、熟成の浅さがそのような印象に影響を与えているのではないかとも、勝手ながらに推測しました。

これほどゴリゴリのボトルデザインは類を見ませんし、品質も高いという事で、よっぽどの場面でなければ似合わない!?とも感じましたが、逆に言えばセレブ感満載の、よっぽどの場面ではこれほどマッチするシャンパーニュ、いやワイン、いやお酒、いや品物は無いのでは!?とも感じる結果となりました。

 

まとめ

それでは最後に情報整理です。

アルマンド ブリニャック ゴールド

価格
30000~40000円


洗練された質感、バランスと複雑性を持った王道上級シャンパーニュ。

飲み頃と当たり年
飲み頃は出荷後約15年。

当たり年の概念は無い
複数ヴィンテージのワインをブレンドして造られるシャンパーニュであり、生産年毎の品質の差はあまり無い。


口コミ
感動的評価をする方は多いが、美味しいけど突き抜けるような美しさや奥深さは無いといったコメントも、この価格帯のワインにしては多かった印象。

という事でした。

いかがでしたでしょうか。

ゴージャスな場面にこそ相応しいシャンパーニュで、これほど場面が盛り上がる銘柄は中々無いでしょう。

このような銘柄を知っておけば、いつか役に立つ場面もやってくるかもしれませんね。

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなることをお祈りしております。

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