※2019現在売っているところが見つかりません。
見つかり次第リンクを貼らせていただきます。
あ~そんな馬もいたな~
が、第一印象。
なんか映画もあったな~、と思ったら、フォレスト・ガンプでした。
ワイン関係ない!!
ちょっとしたパンチドランカーのため変わったことも言いますよ。(笑)
さて、今回はコート・ド・ブールの有力ワインです。
コート・ド・ブールはあまり聞きなれない産地ですが、オーメドックの対岸ですね。(独特画像を参照してください)
サン・テミリオンの有力シャトーである、シャトー・ル・テルトル・ロート・ブフのフランソワ・ミジャヴィル氏がブールで手掛ける年間3900ケースの大変希少なワインという事です。
皆様の評価も高かったため今回紹介する事にしました。
あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。
《ワイン名》 シャトー ロック ド カンブ
《価格》
【11880円と11912円】
《ブドウ品種》
・メルロー主体
・カベルネソーヴィニヨン
・カベルネフラン
・マルベック
《ボディ》フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 フランス>ボルドー>コート・ド・ブール
《生産者》フランソワ・ミジャヴィル
《特徴》
濃厚で柔らかな飲み口
希少性高い
ロック・ド・カンブの特徴を【2つ】挙げます。
見出しで言っちゃってますが(笑)
1、濃厚で柔らかな飲み口
メルロー主体で造られるこのワインは、カジュアルなワインを生むコート・ド・ブールにおいて次元の違うもので、非常に濃厚でキメの細かいタンニンを持った造りをしており、しなやかな舌触りがあります。
パーカー氏も「このワインはコート・ド・ブールの域を完全に超えている。」と評しているほど、洗練された品質である事がわかります。
2、希少性高い
前述ですが、年間3900ケースの大変希少なワインという事も特徴に挙げられます。
「このワインをコート・ド・ブールの価格で買えると思ってはいけない。サン・テミリオン・グラン・クリュ・クラッセほどはするものだ。ただし見つかったらの話だが。」
とは、誰が言ったか知りませんがそれほど希少です。
私もいろいろ調べて、いろんなヴィンテージを紹介したかったのですが、結局2種類しか見つかりませんでしたし、それもいつ売り切れるかわからないというものでした。
これはまさに一期一会のワインかもしれませんね。
なぜかフォレスト・ガンプを思い出しただけに(笑)
【外観】
深いルビーレッド
【香り】
ベリー系果実にカシスなどの果実香に、チョコレートやタバコにバニラやドライフルーツのニュアンスも加わります。
【味わい】
ボリューム感のある果実味が口に広がり、存在感はあるものの角の取れたタンニンはなめらかさがあり心地よく、複雑な風味と共に旨味も感じられます。
穏やかな酸味は心地よく、長い余韻が続きます。
※熟成度合いによっても香り・味わいは変わるため、平均的な風味の指標にしてもらえると良いでしょう。
《飲む時の適正温度》
【14℃~18℃】
その豊かで洗練された香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃と当たり年》
飲み頃はブドウ収穫年から
【およそ5年~20年】
良いヴィンテージのワインほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなります。
※ヴィンテージによって飲み頃にも差がありますから、ヴィンテージチャートも貼っておきましょう。
第36回【ワインの産地別ヴィンテージチャート】
一般的にボルドーの当たり年は、
1990・1995・2000・2005・2009・2010・2015
が特に良かったとされています。
※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。
《適正グラス》
【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、バランス良く味わいを感じ取れる事でしょう。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
ラムチョップ
クリーム系のパスタ
など、上質な素材などを使用しコクのある味わいの料理と合わせる事で、豊かで複雑な風味の広がりを体感できる、上質のマリアージュを楽しめるでしょう。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《こんな場合におすすめ》
知名度こそあまりありませんが、ボルドーの素晴らしい品質のワインです。
大切な方へのちょっとした手土産にしても、このようなボルドーの品格ある味わいのワインならば恥ずかしくありません。
特に先方がワイン好きな方でしたら、コート・ド・ブールの上質ワインで、ボルドーなのにシャトー○○でもないこのワインは、非常に興味を持っていただけるかもしれません。
また上質な味わいを持ち、非常に希少性の高いロック・ド・カンブは、結婚記念日や誕生日、あるいは還暦祝い昇進祝いなど特別な日に飲むワインにも良いですね。
きっとその希少性も加わって、思い出のひと時となるでしょう。
《こんな場合には不適切!?》
豊かな味わいを持つワインですから、繊細な料理の味わいを感じたい時にはおすすめできません。
ロック・ド・カンブの味わいが強すぎて、料理の繊細な味わいが感じにくくなる場合もあります。
このワインを飲みながら、上質なふぐの刺身(鉄刺)を食べたらワイン美味しいけどふぐの味がわからないでは残念ですね。
それから、上質なワインですからあまりカジュアル過ぎる場面にも合わないですね。
バランスが崩れます。
簡単な宅配ピザなどに合わせてしまうと、口の中でカジュアルと上質が出会いミスマッチが起こります。
レベルを合わせるのも大切な要素ですね。
《飲んだ人の口コミ》 ※2016年~19年に飲んだ人の口コミです。
【良い口コミ】
「2012はいろんなベリー系果実の豊かな香り、豊潤な果実味と角が取れたタンニンとほどよい酸はバランスが良く、複雑な風味も加わり素晴らしいですね。濃厚なコクを持った料理と合わせてみよう。」
「このボルドーはなかなかやりますね。2012ですが熟成感を感じさせる煙草や枯葉のような香りが心地よい。果実味豊かで丸いタンニン。バランスよく好みの味わいでした。」
「1999は熟成を経て、とても口当たりなめらかでスルスル飲めちゃう品質になっている。」
【悪い口コミ】
「2014は妖艶な香りがする。しかしタンニンがまだ強すぎるね。翌日は飲みやすくなったが、あと10年寝かせたいと思った。」
「2011、濃いガーネット、中程度の果実味、まろやかな甘味、タンニン穏やか、酸味控えめ、以上。普通。」
という皆様の声でした。
その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると
感動的!! 3%
美味しい 47%
普通 50%
良くない 0%
というニュアンスが伝わってくる結果でした。
2018年に飲んだ2014はまだ硬いという口コミもありましたので、ヴィンテージにもよるでしょうが、飲む時を考える必要もありそうですね。
おおよそ6年以上熟成させればタンニンも落ち着き丸い印象になる傾向が見られますから、それ位は待った方が良さそうで、さらに10年も熟成させれば、円熟味増したなめらかな品質になってゆくのでしょう。
おおよその方が感動しないまでも、濃厚でなめらかな品質に好感を持っている印象で、それなりの満足感を得ている印象です。
総括してしまえば、
メルロー主体のなかなかよくできた濃くて滑らかなバランスの良いワイン。
といった感じでしょうか。
かなりザックリですが(笑)
以上です。
ロック・ド・カンブ。
なかなかお目にかかれないワインと言えるでしょう。
そんな一期一会のワインをあなたの特別な日に飲むワインの候補にしてみても悪くはないと思います。
ただし見つかったらの話ですが。
あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。
【シャトー ロック ド カンブの最安値】
2019年現在売っているところが見つかりませんでした!!
また、見つかり次第貼らせていただきます。
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