シャトー カロン セギュール [ 1997 ] ( 赤ワイン ) [J][S]
ボルドーのメドックの格付けは1級から5級まであり、1級に選ばれている5つのシャトーは5大シャトーとして有名です。
では、5大シャトー以外は有名ではないのかというとそうではありませんね。
このカロンセギュールのハートマークのエチケットは、一度見たら忘れないインパクトがあります。
それに加え品質も優れる事からプレゼントや贈り物などに人気でとても有名です。
それでは参りましょう。
あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。
《ワイン名》 シャトー カロン セギュール
最安値はネットで探せます
《価格》
【1,4~3万】
※ヴィンテージによって価格は変動します。
《ブドウ品種》
・カベルネソーヴィニヨン
・メルロー
・カベルネフラン少し
・プティヴェルト微量
※ヴィンテージによって使用比率は変わります。
《ボディ》フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 フランス ボルドー メドック サンテステフ
《生産者》シャトー・カロン・セギュール
《特徴》
しなやかで美しく芯の強さを持つ
豊かな品質
カロンセギュールの特徴は、しなやかで優美な味わいの中に凝縮感のあるタンニンがある事で芯の強さを感じさせる味わいにあり、
「サンテステフのマルゴー」
とも形容される女王の品格が感じられるところです。
近年のボルドーでは凝縮感を前面に押し出すモダンスタイルが増えつつありますが、カロンセギュールが追求するのはクラシックなボルドースタイルで、熟成を経る事で花開く典型的なボルドーワインと評価されています。
「品質のためにやるべきことは全てやる」という理念は長年変わる事は無く、良質のワインを世に送り出し続ける歴史あるシャトーで、世界中の消費者からの信頼も厚い生産者です。
余談ですが、18世紀当時カロンセギュールと共に、1級のラフィットやラトゥ―ルを所有していたニコラ=アレクサンドル・ド・セギュール候爵が、
「われラフィットをつくりしが、わが心カロンにあり」と、その思いをハートのラベルに込めたことで、現在もこのボトルデザインが受け継がれているのですね。
【外観】
若いうちは深みのあるルビーレッド。
熟成するほどレンガ色に近づきます。
【香り】
ベリー系果実にバラ・チョコレート・コーヒー・革製品などの複雑なニュアンスが加わります。
【味わい】
心地よいベリー系果実の味わいに、香り同様複雑なニュアンスの折り重なる風味も感じられ、旨味・コクも豊かです。
ほどよい酸味は味わいを引き締め優雅な余韻が長く続きます。
※熟成度合いによっても香り・味わいは変わるため、平均的な風味の指標にしてもらえると良いでしょう。
《飲む時の適正温度》
【16℃~18℃】
その豊かで洗練された香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃と当たり年》
【飲み頃】
ブドウ収穫年から8~30年
※一般的傾向や口コミから推測
【当たり年】
良い年ほど成分が充実し、飲み頃になるのは遅いが長期熟成に向く。
難しい年ほど成分はやや希薄になり、早く飲み頃に達するが長期熟成には向かない傾向があります。
一般的にボルドー赤ワインのヴィンテージチャートは以下の通り。
5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年
1985年 4
1986年 4
1987年 2
1988年 3
1989年 4 PP90点
1990年 5
1991年 1
1992年 1
1993年 1
1994年 3
1995年 4 PP92点
1996年 4
1997年 2
1998年 3 PP89点
1999年 3 PP87点
2000年 5
2001年 3 PP90点
2002年 3 PP90点
2003年 4
2004年 3 PP89点
2005年 5 PP94点
2006年 3 PP93点
2007年 3 PP87点
2008年 4 PP90点
2009年 5 PP96点
2010年 5
2011年 3 PP91点
2012年 3
2013年 2 PP93点
2014年 4
2015年 5 PP91~93点
2016年 5 PP96点
2017年 4 PP95点
2018年 5 PP92~94点
PP=パーカーポイント
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《適正グラス》
【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、バランス良く味わいを感じ取れる事でしょう。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
上質な和牛ステーキを赤ワインソースで
クリーム系パスタにトリュフを乗せて
など、特に上質な素材などを使用しコクのある味わいの料理と合わせる事で、洗練された風味の広がりを体感できるマリアージュを楽しめるでしょう。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《飲んだ人の口コミ》 ※2018年~19年に飲んだ人の口コミです。
【良い口コミ】
「2004のカロンセギュール。おいしい。土、なめし革、熟したベリーの甘酸っぱい風味。今(2019年現在)がピークとの情報にも納得の品質でした。」
「グレートヴィンテージの2000。レンガ色に近い色調、若々しいニュアンスは無くなり、なめし革や土のような野性味があります。味わいは果実味とチョコレートが感じられ、調和に優れおいしい。1996も続けて飲んだけど圧倒的に2000の方が好み🎵」
「2012のカロンセギュール。まだ若さを感じるけどおいしいです!!オヴァチュア(オーパスワンのセカンド)に似てる?と思うのは私だけ!?」
【悪い口コミ】
「2006を飲んだ。以前に飲んだ2003の方がうまかった・・。おそらくあと何年寝かしたとしても2003の方がうまいんだろうな。」
シャトー カロン セギュ-ル[2003]
飲み頃で2030年まで続きます。
「2013。果実の香りに、ピーマンやミントや杉といった青い印象の香り。若いですね。味わいは果実の甘味にチョコレートのニュアンス。硬めだけど果実味の凝縮感は豊かです。熟成させてからが楽しみです。」
「2007のカロンセギュール。まだ硬さがあるのかな?クラブでボトル1本6万円は適正!?(笑)」
といった皆様の声でした。
その他にもたくさんの口コミがありましたが、
感動的!! 10%
美味しい 70%
普通 20%
良くない 0%
という結果でした。
5大シャトーの程感動的なコメントは少ないものの、非常に優れているという印象のコメントが多かったです。
悪い口コミも、早く開けすぎた事と販売価格がどう?というものくらいでした。
つまり、適切に飲まれた方はほぼ納得の品質であることが窺い知れました。
以上です。
5大シャトーほどの感動的な品質ではないようですが、上質ボルドーで信頼できる品質のワインです。
お値段は5大シャトーの5分の1程度ですから、比較的手の届きやすいワインとも言えます。
大切な方との大切な記念日などに、このカロンセギュールが登場する事で気分も盛り上がり、素敵な時間が過ごせるかもしれませんね。
あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。
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