シャトー グリヴィエール

おすすめ【赤】ワイン

 

 

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今回はボルドーのメドックにあるクリュ・ブルジョワ級で評価の高いワイン(シャトー)の紹介です。

改めてメドックの格付けのおさらいをします。

クリュブルジョワ級はメドックの格付け階層では以下のような位置付けです。
格上から順に

  • クリュクラッセ1級
  • クリュクラッセ2級
  • クリュクラッセ3級
  • クリュクラッセ4級
  • クリュクラッセ5級
    ここまでが有名なメドック格付け61銘柄(シャトー)で、さらにその下も階層化されています。
  • クリュブルジョワ エクセプショネル
  • クリュブルジョワ シュペリウール
  • クリュブルジョワ ここです
  • 村名AOC(ポイヤック、マルゴーなど)
  • 地区名AOC(メドックとオーメドック)
  • 地方名AOC ボルドーシュペリウール
    (こういうのもあります。ボルドーだけよりちょっと規定が厳しく上質です)
  • 地方名AOC ボルドー

別枠でクリュアルティザン
(小規模で良いワインを生む生産者)

クリュクラッセの格付けワインは品格があり奥深くスケールを感じさせるワインが多いですが、高価なものがほとんどです。

今回紹介するワインはクリュブルジョワ級で、カジュアル過ぎず高級過ぎず、長期熟成には向かないが程良い熟成に向く丁度良い品質で、ボルドーの良さを絶妙な品質と価格で感じる事のできるワインです。

ボルドーワインが好きな方、あるいはボルドーワインに興味がある方におすすめしたい一本と言えるでしょう。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》 シャトー グリヴィエール


《価格》

23003000円】
あまり売っていません。

《ブドウ品種》
メルロー

カベルネソーヴィニョン

《ボディ》フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 フランス>ボルドー>メドック
《生産者》シャトー・グリヴィエール

《特徴》

複雑でバランス感覚に優れる
ボルドーらしい良質な赤

まずこのワインの特徴は、飲み頃になるまで適切な環境で熟成させてから出荷している事です。
それは、広大な地下セラーを所有しているドメーヌCGR社がオーナーだからこそできる事で、保存環境による品質劣化を心配する必要がない安心感があります。

そんなシャトーグリヴィエールの特徴は、ボルドーらしい複雑な風味を持ったバランスの良い味わいにあります。

果実の豊潤な風味が主体のニューワールド系のワインと言うよりは、果実味は豊かなものの円熟味がありドライな印象で、その他の樽や土に革にスパイスなどの様々な要素も果実味と同時にバランス良く感じられ、どこが突出しているという事ではなく、全体の要素でで豊かさを表現しています。

今回紹介しているワインは2009という事で、ボルドーにとっては歴史的ビッグヴィンテージの1つで、今まさに飲み頃を迎えています。


【外観】
深いガーネット色

【香り】
熟したベリー系果実やプルーンなどの果実香に、ドライフルーツなどの落ち着きある香りもあり、バラの華やかさや樽のニュアンスに革や土の熟成香も加わり複雑性が感じられます。

【味わい】
アタックは柔らかな果実味が感じられ、豊富なタンニンはなめらかさがありコクもあります。樽由来のバニラやコーヒーのニュアンスに、土や革製品などの熟成を感じさせる風味が心地よく、ほどよい酸味が味わいをまとめた後それらの風味を残した余韻が続きます。

熟成度合いによっても香り・味わいは変わるため、平均的な風味の指標にしてもらえると良いでしょう。

《飲む時の適正温度》

14℃18℃
少し冷やし気味にして軽快な飲み口を楽しんでもいいですし、温度を上げて広がる風味を楽しんでもいいですね。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から8年~15年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。

難しいヴィンテージほど飲み頃の期間は短くなりますが、比較的早くから楽しめます。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年


2005年 5
2006年 3
2007年 3
2008年 4
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 3
2013年 2
2014年 4
2015年 5
2016年 5
2017年 4

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※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、バランス良く味わいを感じ取れる事でしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


ビーフステーキ


パスタ各種

など、コクの豊かな料理に合わせれば、豊かで複雑な心地よい風味の広がるマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

良い口コミ

「10年目の2009はセクシーな香りだ。カシスの甘やかな香りにドライフルーツ、土っぽさも加わって心地よい。好きな香り。」


「2009のビッグヴィンテージ!!そりゃ美味いでしょう。熟成を感じさせる。スミレにベリーにチェリーそして樽に革も感じていいですね~。酸味は最初強めでしたが時間経過で落ち着きあるものに変化。余韻も長めで良いワインです。」


「安定感のあるボルドーで私のお気に入りです。甘美な芳香性でタンニンはなめらか。酸味もほどよく全体の調和が素晴らしいですね。9年目の2009でした。」

悪い口コミ

「2006はそんなに良くない。辛口でタンニンは弱く薄い印象。」


「2009ですが以外っとあっさり(笑)悪くはないですよ。」


「2009はいいワインですが、デイリーにはちょっと贅沢すぎるかな。2000円に以下ならばかなりの高評価を与えます。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!     0%
美味しい     59%
普通       38%

良くない      3%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

2006が良くなかったという方がいらっしゃった以外は悪く評価する人も見られず、ボルドーらしい複雑さと厚みを持ったドライな味わいで、バランスの良い味わいである事が伝わってくる傾向でした。

感動するほど奥深いスケールや品格は感じないまでも、心地よくバランスの良い上質ボルドーといった感じのワインですね。

 

以上です。

いかがでしたか。

熟成古酒は価格も高騰し手が出しにくいものです。

このグリヴィエールは10年熟成で古酒と呼ぶには若いですが、なかなかその辺で見かけるような若いワインとも違う表情を見せてくれます。

しかも手頃な価格で。

そのような事で、選択肢の1つに入れておいても良いのではないかと思えるワインです。

あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。

 

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