ツィント フンブレヒト クロ サン ユルバン

おすすめ【白】ワイン

 

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注意
非常に在庫の少ないワインです。購入前提にこの記事を読まれる方は、まずは下記のリンク先に在庫があるかどうか確認されることをおすすめします。

さて、アルザスの辛口白ワインの頂点と言えばクロ サン テューヌ(3万くらい)。もう少し手軽に上質リースリングが楽しめるのがトリンバックのフレデリック エミール(8000くらい)が評判が良く、おすすめできる銘柄として紹介しました。

今回紹介するワインは、在庫が少ないからか知名度がそこまで高くないからなのか、原因は定かではありませんが、vinicaを利用して口コミを調べる限りそれほど飲まれているワインではありませんでした。
それでも紹介しようと思ったのは、分析能力の高いワインラバーの方々の高い満足度が、少ない口コミから伝わってきたからで、上級辛口リースリングの選択肢に入れるべき優れた銘柄だと感じました。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》ツィント フンブレヒト クロ サン ユルバン

《価格》

13000円前後

《ブドウ品種》リースリング
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   若い段階は辛口、熟成で甘美さも加わったやや辛口になる。
《産地》   フランス>アルザス地方
《生産者》  ドメーヌ ツィント フンブレヒト

プロフィール
ドメーヌ ツィント フンブレヒトはアルザスを代表する生産者のひとつ。1959年にレオナール フンブレヒト氏とジュヌヴィエーヴ ツィント氏が合同で設立されたもので、フンブレヒト家に至っては17世紀初頭からブドウ栽培を行う長い歴史があります。
現当主のオリヴィエ氏は、フランス人として初のマスター オブ ワインの資格の取得者(非常に難関)。
ワイン評論家のロバート パーカー氏から、5ッ星生産者の最高評価ここで紹介しているクロ サン ユルバンはワインスペクター誌から95点の評価をはじめ、各誌から非常に高い評価を得ています。

《味わいの特徴》

洗練された気品が漂い
熟成で深みと妖艶さが現れる

このワインの特徴は、充実した果実味と酸味、非常に豊富な鉱物的なミネラルがあり、それらの要素が全て洗練されていることで気品ある味わいが表現されているところ。充実した成分は長期熟成に耐える能力もあり、熟成によって現れる円熟した味わいは奥深い甘美さがあり、落ち着きある妖艶さが楽しめるようになります。

そのような品質になる理由を挙げましょう。

優れたグランクリュ
このワインに使用されるブドウは、アルザス最南端に位置するランゲンというグランクリュ(アルザス格付け最高位)の中にあるクロ サン ユルバンという特に優れた畑のもの。
クロ サン ユルバンはフンブレヒト自慢のモノポール(単独所有畑)であり、400m前後の高い標高と最大傾斜68度という特徴的な環境にある畑。
南向きの畑の豊富な日照量や適度な降水量など、恵まれた環境によって充実した果実味を持つことはさることながら、火山性の凝灰岩や、茶雲母の入った安山岩等が多く含んだ土壌は、ワインに鉱物的なミネラル感を与えることで凛とした気品を。標高の高による冷涼さにより上質な酸がワインに反映され、それらの要素は長期熟成に耐える要因にもなっています。

ビオディナミ農法
農薬や化学肥料を使用しないことはもちろん、天体の動きに合わせて農作業を行うビオディナミ農法を実践。自然酵母などの微生物の働きも加わった土壌は、健全で成分豊かな状態になり、その成分を吸い上げたブドウは土地の個性を反映したワインを生みます。

 

【外観】
輝くレモンゴールド
熟成するほど琥珀色に近づいていきます

【香り】
柑橘類、青リンゴ、ラフランスなどのフレッシュな果実香に、白い花の華やかさ、リースリング特有のぺトロール香(石油香)や鉱物的なミネラル香も感じられます。
熟成するほど果実香は黄桃やパイナップルなどの熟した果実のニュアンスが現れ、黄色い花や上品な蜜などの妖艶で落ち着きある芳香性に変化します。

【味わい】
洗練された厚みのある果実味。生き生きとした酸味は凛としたミネラルと相まって気品ある味わいを表現し、それらの要素を舌の上に残した余韻が長く続きます。
熟成するほど果実味は円熟した甘味と深いコクを伴うようになり、酸やミネラルもバランス良く味わいを支える印象。落ち着きと奥深さを持った味わいへと変化していきます。

《飲む時の適正温度》

8℃14℃
冷やし気味にすれば酸や凛としたミネラルが際立ち引き締まった印象になり、エレガントで気品漂う飲み口。
温度を上げるほど酸やミネラルは穏やかな印象になりますが、アロマティックな香りや果実感が広がり、優雅な飲み口が楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から5~25年
良いヴィンテージほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなる傾向です。

【当たり年】
アルザスのヴィンテージチャート以下の通りです。
※あくまで一般的傾向です。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1995年 3
1996年 4
1997年 3
1998年 4
1999年 3
2000年 4
2001年 4
2002年 3
2003年 3
2004年 3
2005年 3
2006年 2
2007年 4
2008年 4
2009年 3
2010年 4
2011年 3
2012年 3
2013年 3
2014年 3
2015年 3
2016年 4
2017年 5

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【小ぶりのグラス】
【ふくらみのあるシャルドネグラス】
冷やし気味にして軽快さを楽しむ場合、温度も上がりにくい小ぶりのグラスを選ぶと良いでしょう。
少し温度を上げて広がる風味や味わいを楽しむ場合は、香が取りやすく温度も上昇しやすいシャルドネグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


豚肉のハーブグリル


アワビバター

白ワインですが凝縮された味わい深さがあるため、コクの豊かな料理と合わせることでバランスが取れます。
逆に、繊細な素材の味わいを楽しみたい場合は、ワインの味わいが強すぎます。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

せっかくのワインなんだから、適切な保存は大事ですよ。19年熟成の97は状態が残念。。。


3年熟成の2012は酸味とミネラルが適度でフレッシュな印象。その若さ故、複雑さや奥深さはやや浅いかも?期待を込めて数年後に飲んでみたいワインではある。

良い口コミ

冷やすほどに際立つゴムっぽいぺトロール香がなんだか癖になる。好きかも♪5年熟成の2012は綺麗なイエロー。甘味を伴ったリースリングが多いアルザスの印象だけど、このワインはサラリとしていてドライなテイストが心地よい。各地の上級ワインを飲んできたけど、アルザスの若い辛口リースリングも中々やるじゃん。って思えた。熟成後も期待できる良いワインだね。

 
熟成によってグン↑↑とレベルアップすることが確認できた♪♪24年間の熟成を経た1995は、以前若い時点で飲んだ時よりもはるかに感動が大きい!!沸き立つようなアロマは、リンゴのコンポートや黄色い花、上品な蜜に蜜蝋のようなぺトロール香も広がりを見せる。トロミのあるリッチな質感で、甘酸っぱいテイストだけど、あくまでドライ。豊富なミネラルと高い酸度は味わいを引き締め、少しのほろ苦さをアクセントに感じつつ、長い余韻へと導かれる。リースリングの魅力を最大限まで引き出したような素晴らしいワインです。


6年熟成の2014は、リースリングの上品さと風格を兼ね備えている。柑橘類や青リンゴや洋ナシ、鉱物的なミネラル香にホワイトペッパーのようなスモーキーさも感じられる。張り詰めたようなミネラルや酸味からは気品をが感じられるドライな飲み口ですね。


白ワインはよくわかんないけど、このワインが美味しいことは私にもわかります♪

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!    15%
美味しい     50%
普通       35%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

口コミの量こそ少ないながらも、たくさんのワインを口にしてきたのであろう皆様を納得、あるいは満足させている傾向の強いワインで、かなりハイレベルな辛口リースリングであることがわかる銘柄でした。

若くてまだ早いと感じる方もおられますが、若くても美味しいと感じる人の方が多い傾向。断定はできませんが、アルザスの辛口白ワインの頂点と感じたクロサンテューヌよりも、早飲みには適しているのではないかと感じさせる口コミの数々でした。
※とはいえドライで気品ある若いワインよりも、円熟し上品な甘味も兼ね備えた熟成酒の方が満足度は高い傾向ではあります。

この生産者のワインは、口コミ量こそ少ないながらどれも評判が高く、特にこちらの銘柄が際立つ印象。クロサンテューヌを高額すぎる(3万くらい)と感じた場合は、トリンバックのフレデリックエミールと並んでこのワインを候補に入れるべきでは?と、思えるものでした。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

ツィント ウンブレヒト クロ サン ユルバン

価格
13000円前後


洗練された厚みのある果実味。生き生きとした酸味は凛としたミネラルと相まって気品ある味わいを表現し、それらの要素を舌の上に残した余韻が長く続く。
熟成するほど果実味は円熟した甘味と深いコクを伴うようになり、酸やミネラルもバランス良く味わいを支える印象。落ち着きと奥深さを持った味わいへと変化していく。


飲み頃
ブドウ収穫年から5~25年
良いヴィンテージほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向く。
難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなる傾向。

当たり年
アルザスのヴィンテージチャート以下の通り。
※あくまで一般的傾向。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1995年 3
1996年 4
1997年 3
1998年 4
1999年 3
2000年 4
2001年 4
2002年 3
2003年 3
2004年 3
2005年 3
2006年 2
2007年 4
2008年 4
2009年 3
2010年 4
2011年 3
2012年 3
2013年 3
2014年 3
2015年 3
2016年 4
2017年 5

口コミ
口コミの量こそ少ないながらも、たくさんのワインを口にしてきたのであろう皆様を納得、あるいは満足させている傾向の強いワインで、かなりハイレベルな辛口リースリングであることがわかる。
若くてまだ早いと感じる意見もあるが、若くても美味しいと感じる人の方が多い傾向。
そして、円熟し上品な甘味も兼ね備えた熟成酒はさらに満足度が高い傾向がある。

以上です。
非常に興味深い辛口リースリングでした。
最大傾斜68度の畑は個人的にインパクトがありました。(ほぼ崖)
そんな危険な環境で農作業されているのかと思うと、頭が下がる思いが出てくると同時に、どうやって作業するのだろうという妄想も出てきました。
ロッククライミング的で、とてもスリリングな農作業。。かも。
さておき、素晴らしいリースリングであることは確かですから、ちょっと特別な場面で活躍が見込めるワインだと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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