スペイン屈指のコスパ赤ワイン。
1000円前後のワインとしての出来栄えは良く、口コミ満足度も高い傾向。
神の雫掲載やパーカーの大絶賛もあり、多くの方に親しまれる銘柄です。
この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。
《ワイン名》エストラテゴ レアル ティント
《価格》
【1000円前後】
《ブドウ品種》テンプラニーリョ
《ボディ》 ミディアム~フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 スペイン>ラ マンチャ
《生産者》 ドミニオ デ エグーレン
ドミニオ デ エグーレンはスペイン初パーカー100点満点を獲得した「テルマンシア」をはじめ、数々の銘酒を手掛けるエグレン家がテーブルワインに特化したワイナリーです。 「安定した品質で、かつ安価で上質なワインを市場に供給したい」をコンセプトに1988年に設立され、ブドウはラマンチャの契約農家のものを使用しています。
今回紹介しているエストラテゴ レアル ティントは、パーカー氏が「絶対にケース買いすべきだ!」と大絶賛し、日本の一般消費者からも高い支持を集めるハイコスパ銘柄です。
《味わいの特徴》
豊潤さを上品にまとめる酸
適度な樽感もあり
バランス良好なコスパワイン
【外観】
濃いめの赤紫色
【香り】
カシスやブルーンの円熟した果実香に、ラズベリーのような甘酸っぱさも感じられ、樽に由来するチョコレートやスパイスの適度に加わった芳醇な香りが広がります。
【味わい】
厚みのある果実味は仄かな甘味があり、タンニンは適度で柔らかな飲み口。キレイな酸が味わいを引き締めるバランスも良く、果実や樽の風味を残した余韻があります。
それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。
■品種の個性■
このワインに100%使用されるテンプラニーリョ(この地域ではセンシベルと呼ばれます)はスペインを代表する品種。
深い赤色の色調でカシスなどの黒い果実の豊かな風味やスパイスのニュアンスを持ち酸も豊富。
タンニンは適度でアルコール度数が高めのしっかりとしたワインを生む傾向です。
■気候条件■
雨が少なく乾燥し、年間日照4000時間の豊富な日照が得られる畑のブドウを使用。
湿度に弱いブドウに病害の心配がなく、日照によりブドウは熟し、健全かつ豊潤な果実味を持ったワインが生まれます。
■樽熟成■
発酵を終えたワインはアメリカンオークで3ヶ月熟成され、チョコレートやスパイスのニュアンスも適度に加わります。
《飲む時の適正温度》
【12℃~18℃】
低めの温度にすれば引き締まった軽快な飲み口。
温度を上げるほど穏やかな印象になり、果実の風味の広がりある味わいが楽しめます。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
【飲み頃】
購入から1年以内
《適正グラス》
【小ぶり~大ぶりのグラス】
気軽なワインですから冷え気味にして小ぶりのグラスで軽快さを楽しんでも良いでしょうし、大ぶりのグラスで優雅な雰囲気や広がる風味を楽しむの良いでしょう。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
ビーフシチュー
キノコのリゾット
フルーティーな飲み口が心地よい赤ワインで、少々コクのある家庭料理やファミリーレストランのデリバリーなど、気軽な料理に合わせると楽しいマリアージュになるでしょう。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《飲んだ人の口コミ》
【ネガティブな口コミ】
樽も効いて余韻もそれなりにありますね。良くできた安旨だと思いますが、欲を言えば酸がもう少し抑えられてた方が好みかな。
美味しいけど暑い時に飲んだので濃くて飲み疲れした。そんなわけで、氷入れて飲んだらスッキリして美味しかったけど邪道かな。
香りがわざとらしいような気がするのは私だけ?
【良い口コミ】
神の雫に紹介されるのも理解できる!香りからは酸が強めのワインが想像されたけど、飲んでみると穏やかな印象で、ほのかな甘味とスモーキーなニュアンスが感じれられました。これで1000円以下なんて有難すぎる!♪
やばい~このワイン癖になる~~♪熟したブドウと樽の香りで、引き締める酸の効き具合と後口にじんわり苦味。これで1000円とか、パーカーが誉めたくもなるわな~~。
ほど良い芳香からフルーティーな味わいをやや強めの酸が引き締めるバランス感覚。肉料理にも合いますが、ワインだけでも楽しめますね!
飲んだ瞬間にコスパ確定!重すぎず軽すぎない味わいでフードフレンドリー。渋味が少なめなのでスイスイ飲めてしまう。
という皆様の声でした。
その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、
感動的!! 3%
美味しい 40%
普通 57%
良くない 0%
というニュアンスが伝わってくる結果でした。
安い割には美味しいと感じるコメントが多い傾向です。
若干ネガティブコメントもあり、まあ平均的なテーブルワインと感じさせる意見もありましたが少数。
1000円前後のワインとしての出来を褒める意見が最も多い銘柄でした。
まとめ
それでは最後に情報整理です。
エストラテゴ レアル ティントは
【価格】
1000円前後
【味】
厚みのある果実味は仄かな甘味があり、タンニンは適度で柔らかな飲み口。
キレイな酸が味わいを引き締めるバランスも良く、果実や樽の風味を残した余韻がある。
【飲み頃】
購入から1年以内
※ヴィンテージの記載が無く早めに飲んだ方がベターと言える。
【口コミ】
安い割には美味しいと感じるコメントが多い傾向。
若干ネガティブコメントもあり、平均的なテーブルワインと感じさせる意見もあるが少数。
1000円前後のワインとしての出来を褒める意見が最も多い銘柄。
以上です。
ワインに興味を持ち始めた頃(2010年頃)、この特徴的なボトルデザインは印象的なのでよく見かけた覚えが個人的にあります。
今回こうして調べてみて、リオハでもリベラデルドゥエロでもなく、ラマンチャのワインであったことは意外でした。
どうでもよい話ですかね。。。(苦笑)
手軽な人気ワインでデイリーの候補に良さそうですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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