ジョルジュ リニエ モレ サン ドニ プルミエクリュ クロ デ ゾルム

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ユベール・リニエの従兄弟であり、デュジャックポンソユベール・リニエと共にモレ・サン・ドニを代表する生産者。

モレ・サン・ドニのワインで、多くの方に選ばれそして高評価を受けているワインはどれだろう、という事で調べてみた結果、ジョルジュ・リニエのワインはその条件を満たす造り手であり、特にお値段とのバランスも考えると、今回紹介するプルミエクリュが最も高評価を得ている印象でした。

選択肢の一つにこのワインを入れておくことは、賢者の選択であると考えます。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》 ジョルジュ リニエ モレ サン ドニ プルミエクリュ クロ デ ゾルム

《価格》

80009000円

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>モレ・サン・ドニ
《生産者》  ジョルジュ・リニエ

《特徴》

上質な果実味と旨味
上品であり風格も感じられる
バランス型

このワインの特徴は、上質なブドウによる洗練されたピュアな味わいで複雑性もあり、どの部分が突出することなく、全体のバランスで豊かな味わいを表現するところにあると考えます。

そのようなワインが生まれる理由をいくつか挙げます。

■化学肥料を使わず堆肥のみを使う事などの理由で、土の中の微生物の働きが活発化し、成分豊かで健全な土壌のエキスを吸い上げたブドウが育ちます。

■土壌の成分を吸い上げる能力が高く、上質な果実を実らせる樹齢の高いブドウの樹(ヴィエイユ・ヴィーニュ)から造られるため、洗練された成分豊かなワインになります。

■そのようなピュアで豊かなブドウの風味を感じやすくするため、樽のニュアンスがワインに反映しやすい新樽の使用比率はあえて低くし、ほどよい樽感でブドウの繊細な風味も感じやすいバランス型ワインを生んでいます。

【外観】
深みのあるルビーレッド

熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
ラズベリーやカシスにチェリーなどのピュアな果実香が豊かに広がり、スミレの華やかさにほのかな樽のニュアンスも感じられます。

熟成が進むほど果実香は落ち着きあるドライフルーツのようなニュアンスに変化し、腐葉土を思わせる熟成香も加わり円熟味を感じさせます。

【味わい】
洗練されたピュアな果実味はほどよい強さで出汁の効いたような旨味を感じます。

存在感はあるものの角の取れたタンニンはなめらかで、美しい酸味は味わいをまとめ、エレガントな風味を残した余韻が長く続きます。
熟成させるほどタンニンや酸などが溶け合い、なめらかさや旨味は一層強まり、複雑な風味も加わった妖艶な品質に成長していきます。

《飲む時の適正温度》

14℃18℃
少し低めの温度にすれば、酸味を感じやすくエレガントな飲み口が楽しめますし、温度を上げるほど甘味を感じやすく酸は穏やかな印象になり、豊かで複雑な風味の広がりを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から3~20年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど比較的早くから楽しめ、飲み頃の期間は短くなる傾向です。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下の通り。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2000年 3
2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5
2016年 4
2017年 4

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《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
豊かな香りとエレガントで複雑な味わいを持った上質なワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


牛肉の赤ワイン煮込み


うなぎのかば焼き

など、豊かなコクのある味わいの料理に合わせる事で、豊かでエレガントなワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立て、複雑でやさしい風味の広がる上質なマリアージュが楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「ん~ポテンシャルは感じる良いワインだが・・。ちょっとピークは過ぎてしまったようだ。16年目の2001。」

良い口コミ

「16年熟成の2001は、最初少しの還元臭が感じられたがすぐに抜けた。とてもモレサンドニらしい土っぽさがあり、エレガントな飲み口は抵抗なく杯が進んでしまうような心地よいワインだ。」


「9年目の2006はとてもパワフルでヴージョを連想させる品質。スミレや黒スグリのニュアンスを強く感じます。美味しいです!!」


「7年熟成の2011は今が飲み頃のようです。ベリー系果実にヨーグルトのようなミルキーな風味が特徴的。果実味のパワーを味わうというよりは、出汁の効いた旨味を味わうといった感じで、綺麗な酸味も好印象。素敵なワインです。」


「鮮やかなルビーレッド。チェリーなどの果実香に、スミレにバニラそしてオリエンタルなスパイスのニュアンス。ブルゴーニュらしいしなやかなタンニンで美しい酸味。線は細いが芯の通った造りは、綺麗な香りを漂わせる日本人バレリーナのようだ。8年目の2012は秀逸な味わい。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!    10
美味しい     53%
普通       37%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

このワインは高確率で飲み手を満足させているワインだと感じました。

気になったのは、3年程度の熟成のこのワインの口コミが無かったことで、若くて硬い可能性もあるかもしれません。

10年前後の飲み頃のワインは特に満足度が高く、20年程度の熟成では美味しいと評価する方の方が多かったものの、枯れていたと感じた方もみえましたので、適切な環境で熟成されたかどうかを考えるべきかとも感じました。

いずれにせよ良質なモレ・サン・ドニを選ぶならば、安定感の感じられるこのワインを選択肢に入れるのは正しい選択だと思います。

 

以上です。

今日も素敵なワインが紹介できてよかったです🎵

ワインというものは一説によると400万種類くらいあるみたいです。
※ヴィンテージの違いも含む。

これは60年毎日ワインを飲んだとして、1日182種飲まないと追いつきません。

アル中になりますのであきらめましょう(笑)

 

あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。

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