それでは今回はトレッビアーノからピノブランまで解説します。
想像以上に品種が多いと感じてる方も多いかもしれませんね。
やはり奥深い世界です。
★ボルドー担当の先生★
【特徴】寝てるの?起きてるの?
「久しぶりだね。今回は白ブドウの解説をするよ。」
おぉ。ボルドーの解説をはじめ様々な名言を残したりサポートをしてくださったこと忘れてません!!
今回もよろしくお願いいたします。
「わかったよ。ちょっとねむたいけど。」
(まさか今回も寝るのか!?)
【トレッビアーノ】 フルーティでシンプル
《産地》
イタリア・フランスなど
《特徴》
白ブドウの中で【世界一栽培される品種】です!!
そうですシャルドネではないんですね。
フランスのブランデーで有名な【コニャック】や【アルマニャック】の原料ブドウとして大量に栽培される事も要因にあります。
「フランスでは【ユニ・ブラン】と呼ばれるね。知っておくといいよ。」
一方イタリアでは白ワイン用に多く栽培され、爽やかな酸とフルーティな味わいを持ち、ハチミツのニュアンスも感じられます。
味わいはシンプルなものが多く熟成には向かないため、若々しいフルーティな味わいを楽しむ早飲みワインを主に生んでいます。
※私が選ぶ飲むべき一本です※
【プラティーレ】
トレッビアーノ主体の厚みのあるお値打ちワインです。
よかったらお試し下さい。
【トロンテス】 アロマティックで軽快
《産地》
アルゼンチン
《特徴》
アルゼンチンの白ブドウと言えばこのトロンテスが有名です。
生食用に向くご存知《マスカット》を親に持つ品種で、やはりそのようなニュアンスが感じられます。白桃やバラの花などのアロマティックな香りを持ち、みずみずしいフレッシュな果実の風味を持っており、比較的ライトな味わいで甘口~辛口まで造られます。
【ナイアガラ】 ブドウらしいフレッシュさとフルーティな味わい
《産地》
日本
《特徴》
生食用で造られるアメリカ系品種ですが、私達の日本ではワインにもなります。
ブドウらしさを感じさせるフレッシュでフルーティな味わいはとても飲みやすく、ワイン初心者の方にもおすすめしやすいワインを生んでいます。
【ナリンジェ】 豊かでバランス良い
《産地》
トルコ
《特徴》
豊かな風味を持ちバランスの良い辛口ワインを生みます。
「・・・」
おや?
【ノジオーラ】 華やかでほのかな苦味
《産地》
イタリア トレンティーノ・アルト・アディジェ州
《特徴》
トレンティーノ・アルト・アディジェ州の土着品種です。
華やかな香りを持ち、ナッツ系の風味やほのかな苦味を持った白ワインを生んでおり、陰干しによって糖度を高めたブドウを使て造られる甘口ワインの【ヴィンサント】にも使用されます。
「・・・」
寝ましたか?
「寝てないよ。」
(起きとった。)
【ハーシュレヴェル―】 上品な酸を持つブレンド用
《産地》
ハンガリー
《特徴》
上品な酸が特徴的で、世界3大貴腐ワインのひとつ【トカイ・アス―】にメインで使われるフルミントにブレンドされることで知られる品種です。
【パッセリーナ】 華やかでフレッシュ
《産地》
イタリア アブルッツォ州、マルケ州など
《特徴》
グレープフルーツなどの柑橘系フルーツや、トロピカルフルーツなどのような華やかな香りを持ち、フレッシュな味わいのワインを生みます。
【パレリャーダ】 優雅でやわらか
《産地》
スペイン北部
《特徴》
【CAVAカバ】にブレンドされる品種として知られます。
華やかな香りとしっかりとした酸を持ち、カバに優雅で柔らかな風味を与えます。
また、単独で白ワインを生むこともあり、桃のような豊かな香りを持ち酸味のしっかりとした爽やかな味わいのワインを生みます。
※私が選ぶ飲むべき一本です※
【カバ コドーニュ クラシコ セコ】
ほんのり甘さのあるカジュアルカバです。
よかったらお試し下さい。
【ピガート】 爽やかでほのかな苦味
《産地》
イタリア リグーリア州
《特徴》
リグーリア州で栽培される珍しい品種です。
白い花やグレープフルーツのような爽やかな香りを持ち、味わいもフレッシュで後口にグレープフルーツの皮ような苦味を残すところが特徴的です。
【ピコリット】 桃の香を持つ甘口
《産地》
イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
《特徴》
熟した桃の香が特徴的で、淡いものから濃厚な味わいのものまで造り、非常に優美な甘口ワインを生みます。
【DOCGコッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリット】
でお試しください。(名前長すぎ・・・)
「この品種はね、とても品質が高い事で知られるんだけど栽培が非常に難しい事でも知られるんだ。だから収穫できる量が少ないという難点を持っているんだよ。」
【ピニョレット】 リースリングに似る
《産地》
イタリア エミリア・ロマーニャ州
《特徴》
白い花のような華やかな香りと、果実のフレッシュな風味はどこかリースリングを連想させる味わいです。
【DOCGコッリ・ボロネージ・クラッシコ・ピニョレット】
でお試し下さい。(コッリが付くのは長い・・・)
「トイレには置かないでね。」
ん?
ピコッレット・・・ですね。
そんな事も言うのですね(笑)
【ピノ・グリ】 厚みのあるジューシーな風味
《産地》
アルザス イタリアなど
《特徴》
イタリアでは【ピノ・グリージョ】と呼ばれます。
グリとは灰色(グレー)の意味で、果皮が灰色を帯びた紫色をしていることが名前の由来です。
熟したトロピカルフルーツやメロン、マンゴーなどの豊かな香りを持ち味わいも穏やかでジューシーです。ただし熟した果実の風味を抑え、酸味を持たせるためにあえて早摘みして使う場合もあります。
【ピノ・ブラン】 爽やかで軽快
《産地》
アルザス ドイツ イタリアなど
《特徴》
淡い柑橘系フルーツや白い花の香りから、強い酸味が特徴的で爽やかな味わいです。ほどよいコクとほのかな苦味も感じられ、軽快な白ワインや爽やかなスパークリングワインスパークリングワインを生んでいます。
以上です。
いかがでしたか?
白ブドウ生産量世界一はトレッビアーノでしたね。
こういうのはよく試験に出ますから知っておきましょう!!
まだまだ続きますからよろしくお願いします。
先生ありがとうございました。
「・・・。」
今度こそ寝たかな・・
「だって起きとっても寝とるみたいやもん・・ククッ」
こらこら、先生を茶化さない。
「寝てないよ・・・。天使君」
「・・・。」
あ。かわいくごまかした・・・
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