ドメーヌ レシュノー ニュイ サン ジョルジュ

おすすめ【赤】ワイン

 

トップページ

価格でワインを探す

 

ニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を構える、パーカー5ツ星生産者

価格も手頃で非常に親しみやすい生産者。

ニュイ・サン・ジョルジュで多くの方に実際に飲まれ、そして口コミ評価の高いワインはどれだろうという客観的視点から調べてみた結果、この生産者は手頃な価格にも関わらず多くの方に高い評価を受けており、紹介すべきと感じました。

プルミエクリュの評価も高かったのですが、より今回紹介する村名ワインは多くの人に選ばれ、価格を含めた満足度ではこちらの方が勝るのではないかと感じたため、村名ニュイ・サン・ジョルジュをピックアップする事にさせていただきました。

簡単に歴史を解説しましす。

1986年
兄フィリップと弟ヴァンサンでニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置くドメーヌを設立。
兄フィリップが栽培、弟ヴァンサンが醸造を担当し、ビオロジックに着手、厳しい収量制限、完熟ブドウの丁寧な収穫と選別など様々な取り組みで品質を向上させます。

そして遂にロバートパーカー氏からは、ルロワやDRCなど極少数の生産者にしか与えない5ツ星生産者の評価を得る事になったのです。

《ワイン名》 ドメーヌ レシュノー ニュイ サン ジョルジュ

>楽天でレシュノーを探す 

>アマゾンでレシュノーを探す

《価格》

6000~8000円

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>ニュイ・サン・ジョルジュ
《生産者》  ドメーヌ レシュノー

《特徴》

肉厚さとエレガンスを持ち併せた
バランスが良い品質

肉厚で複雑な特徴を持つニュイ・サン・ジョルジュではありますが、ヴォーヌ・ロマネに近い区画の畑のブドウを含むため、ヴォーヌ・ロマネらしいエレガントさも持ち併せたバランスの良い品質です。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

ビオロジック農法
化学肥料や農薬を使用しないことで微生物の働きが活発になり、健全で成分豊かな土壌が育ち、その豊かな成分を吸い上げた土地の特徴を反映したブドウが得られます。

収量制限
ブドウの房をあえて少なくすることで残されたブドウに成分が集中し、凝縮された風味を持つブドウが育ちます。

濃縮度を高める製法
ヴィンテージにもよりますが、ブドウを破砕した時に出る液体の部分をあえて抜くことで、より種や果皮の成分の濃縮度の高いワインに仕上げます。

新樽50%
樽のニュアンスが反映されやすい新樽の使用比率は50%。これは村名ワインにしては高いもので、その樽のニュアンスに負けないブドウの成分の充実感によってバランスが保たれています。

 

【外観】
深いルビーレッド
熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
ラズベリーやイチゴにカシスなどの豊かな果実香にバラ華やかさ、土や樽のニュアンスも心地よく感じられます。

熟成するほど果実香は円熟を感じさせる熟した果実や、ドライフルーツの甘やかさが現れ、紅茶に革製品といった熟成香も広がりを見せます。

【味わい】
厚みのある果実味は心地よい甘味と旨味を感じ、ほどよくキメの細かいタンニンはしなやかに構造を形成します。
生き生きとした酸味は美しく味わいをまとめ、複雑な風味を伴った余韻があります。
熟成するほどタンニンや酸などの成分は溶け合う事でなめらかな質感になり、円熟を感じさせる上品な旨味を伴った果実味を感じます。
そして熟成によって生まれた複雑な風味を伴った余韻が長く続きます。

《飲む時の適正温度》

14℃18℃
その豊かで心地よい香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。

少し冷やし気味にすれば酸味が際立ちエレガントさのある飲み口になりますし、温度を上げるほど酸は穏やかに感じられ、甘味や風味の広がりある複雑な味わいを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から3~20年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど比較的早くから楽しめ、飲み頃の期間は短くなる傾向です。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下の通り。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2000年 3
2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5
2016年 4
2017年 4

>楽天で当り年のレシュノーを探す 

>アマゾンで当り年のレシュノーを探す

 

《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
豊かな香りと、エレガントで優雅な味わいを持った良質なワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


鴨鍋


キノコのリゾット

など、上質で豊かなコクのある味わいの料理に合わせる事で、複雑なワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立て、複雑で心地よいな風味の広がるマリアージュが楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「あかんわ~。えぐみがひどい。保存って大切ですね。」


「6年熟成の2012はなめらかな質感で飲みやすいいブルピノ。悪い言い方をすれば特徴が無い。」

良い口コミ

「丁度いいってのはこのような事を言うのかもな!!9年熟成の06は、香り味わいの強さ熟成感などの全てのバランスが絶妙に心地よい。これは大当たりだ。」


「10年の熟成を経た07はとってもデリケート。黒い果実の甘さやドライフラワーの香り。パワフルではありませんが出汁の効いたような味わいで、滋味深さを感じる醤油にも似たニュアンスがあります。染み入るような美味しさを持った素敵なワインでした。」


「イチゴにドライハーブに土っぽさも加わりどこかホッとするような香り。5年熟成の2010は強めの酸と紅茶のような渋味を感じるが、なぜかやさしく感じるのはそれを包むような甘味と旨味があるからなんだ。もう少し先が飲み頃なのかもしれないが、今飲んだって心地よいバランスで十分に楽しめるよ。」


「ボーナスだもん。たまには贅沢。広域ブルゴーニュと村名ではこんなにも違うんですね。アルコールの刺激でむせる事が無い!!味わい深く余韻も長く、時間が経ったって香りが飛んでしまうどころかむしろ広がる。4年熟成の2015は私にもっと稼ぐためのモチベーションを与えてくれる意味では、どんなセミナーよりも優れるかも(笑)」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!     3%
美味しい     61%
普通       36%

良くない      3%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

保存状態で残念な劣化を経験してしまった方以外で、このワインを悪いと評価する方は見当たらず、お値打ち村名ワインという事で、感動するレベルの評価をされる方こそ少なかったですが、ニュイ・サン・ジョルジュらしい複雑性と優しいニュアンスに好感を持った方が多い印象で、この価格帯のワインにしてはとても満足度の高い傾向を感じました。

 

以上です。

レシュノーの味わいのイメージは広がりましたでしょうか。

全ての方を満足させるワインは存在しませんが、満足率の高いワインである事は確かで、私自身もレシュノーの品質には驚くような感動はなくとも、バランスの良い好感の持てる品質に安心感を抱いています。

価格も比較的手の届きやすい所もレシュノーの良い所だと思いますから、飲食店の方でしたらこのワインをオンリストさせても使いやすいかもしれませんね。

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなる事をお祈りしております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

>楽天でレシュノーを探す 

>アマゾンでレシュノーを探す

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました