ローラン・ルーミエ シャンボール・ミュジニー

おすすめ【赤】ワイン

 

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ワインの味わいを表現する時、エレガントという表現をよく見かけます。

世界で最もエレガントなワインを生むと評されるジョルジュ・ルーミエは、ブルゴーニュのワインラバーならば知らない人もいないのでは!?というほどで、憧れの生産者として知名度も高く別格のワインを生んでいます。

しかし、そのような人気も手伝って価格も上昇してしまうのも必然。

中々手の届きにくいワインとなっている事も確かです。

もちろんヴォギュエやルーミエにジャック・フレデリック・ミュニエも素晴らしいく、特別感満載のワインではありますが、もう少し手が届きやすくて品質も高いシャンボール・ミュジニーはないだろうかと思う方も多い事でしょう。

という事で調査してみた結果、このワインに辿り着いたというわけです。

祖父にジョルジュ・ルーミエを持つ生産者で、現ジョルジュ・ルーミエの当主クリストフ・ルーミエ氏は従兄弟にあたります。

1994年に独立を果たし、祖父の造りを継承しつつ自分流の考えも取り入れ、生産量は少ないものの良質なワインを生んでおり、祖父の偉大な生産者であるという重圧もあったようですが、真面目に地道に努力する姿勢もあり、好感の持てる人格者でもあるようですね。

もちろん品質が高い事で今回紹介させてもらう事にしたわけで、実際に飲まれた方の口コミ評価も、比較的手の届きやすい価格以上のポテンシャルを感じたというわけです。

《ワイン名》 ローラン・ルーミエ シャンボール・ミュジニー

現行ヴィンテージ

 

《価格》

80001万円

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>シャンボール・ミュジニー
《生産者》  ローラン・ルーミエ

《特徴》

シャンボールミュジニーらしい
華やかさとしなやかさ
熟成で深まる円熟味

【外観】
美しいパープルレッド
熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
イチゴやラズベリーにチェリーといった赤系果実のフレッシュさに、バラやスミレの華やかさに、森の木々ののニュアンスなどが感じられます。

熟成が進むほど果実香は落ち着きある甘やかさが感じられ、腐葉土や革製品を思わせる熟成香も加わり円熟を感じさせます。

【味わい】
イチゴやラズベリーといった赤果実の生き生きとした果実味主体で、ほどよいタンニンはなめらかな質感、綺麗な酸味は美しく味わを引き締め、エレガントな余韻があります。

熟成するほど果実味は円熟味を増し、心地よい甘味を伴った優雅な旨味も感じられます。
酸やタンニンなどの成分は綺麗に溶け合うことでなめらかさは増し、調和の取れた妖艶さが現れ、優雅な余韻へと導いてくれます。

《飲む時の適正温度》

16℃18℃
その豊かで洗練された香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。

少し冷え気味にすれば酸味が際立ち軽快さのある飲み口になりますし、温度を上げるほど甘味や風味の広がりある味わいを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から3~20年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど比較的早くから楽しめ、飲み頃の期間は短くなる傾向です。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下の通り。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2000年 3
2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5
2016年 4
2017年 4

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《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
豊かな香りと、エレガントで優雅な味わいを持った良質なワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


クリーム系パスタにトリュフを乗せて


地鶏のグリル

など、ほどよくコクのある味わいの料理に合わせる事で、エレガントで優雅なワインの味わいが料理に寄り添い、また、料理がワインに寄り添い、上品で心地よい風味の広がる上質なマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

手頃で美味しいシャンボール・ミュジニーを選ぶ時
このワインは上質な村名シャンボール・ミュジニーにしては比較的お手頃価格です。
1万円でおつりが来る良質なピノノワールをお探しでしたら、シャンボール・ミュジニーはその名だけでも品格がありますから、選択肢に入れるべきワインではないでしょうか。

贈り物やプレゼントに
シャンボール・ミュジニーはあまりワインを知らない方でも、なんとなく良いやつ?くらいに知っている方も多いと思います。

もちろんくわしい方にもシャンボール・ミュジニーの格は伝わりますし、ルーミエってあのジョルジュ・ルーミエ系か?と思う方もみえるでしょう。
ですから、贈り物にしても特別感があり最適ではないかと思います。

 

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「3年熟成の2013はまだ閉じ気味で、2日目に美味しくなった。」

良い口コミ

「5年熟成のビッグヴィンテージ2010の出来は素晴らしい。本家ジョルジュ・ルーミエはなかなか手が届かないが、こちらは比較的届く(笑)。飲むほどに関心してしまうね。もっと買っておけばよかった。」


「3年目の2014は抜栓直後から華やかな香りが広がり、硬さもなく柔らかな果実味で美味し~で~す。」


「10年熟成の07は美しいガーネット。華やかさにブランデーのような落ち着いた香りも加わり、タンニンやミネラルがワインに溶け込み始め妖艶な甘味があります。このくらいの熟成感が好きだな~。」


「誰々の親戚とか、○○の元醸造長とかで期待して失敗した事も多かったが、このワインは想像以上だねぇ。非常に洗練されており美しい。艶めかしいパープルレッドに赤果実のチャーミングな香り、味わいは赤果実中心にじんわりとくる甘やかさもある。クリスタルのようなツルツルした口当たりは心地よく、時間経過で現れる熟した果実のニュアンスも妖艶で優雅。4年熟成の2012にはいい意味で期待を裏切られた。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!    17%
美味しい     60%
普通       23%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

マイナスイメージの口コミは、ヴィンテージによっては若くて硬かったというものくらいで、それ以外にこのワインを悪く評価する方は見当たりませんでした。

とは言っても、若いうちから開いていてとても美味しいという口コミも多かったので、若くして開けた場合、硬かったら翌日まで放置やお店の場合はデキャンタージュという選択肢も持っておいた方が良さそうです。

いずれにせよ価格相応、あるいはそれ以上の品質なのでは!?と、思わせる口コミが多かった印象です。

 

以上です。

生まれながらに名門に生まれるというのも中々プレッシャーがあり、苦悩もあるようですね。

だからこそ頑張れるとも受け取れますが、やはり日々の努力は必須で、そうでなければ良いワインは生まれないでしょう。

《仮想生産者》

「おぉ、ローラン。お前んとこは爺さんが有名だから何でもいいからワイン造れば売れるんだろ!?あぁ?」

《仮想ローラン・ルーミエ》

「そんなことないっすよ先輩・・。それ言われるの一番悩みなんすよね~。ちゃんと真面目にやってますから~。」

いきなりミニストーリーが入りましたが、こんなことがあるのかもしれませんね。無いでしょうが。。。

なんだか今日も頑張ろう!!という気持ちになりました。

あなただけのの好みの一本、忘れられない一本が見つかる事をお祈りしております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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