サッシカイア

おすすめ【赤】ワイン
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数あるスーパートスカーナの中でも圧倒的知名度。

いや、イタリアで最も有名な銘柄ではないでしょうか。

有名なだけでなく、味わいも高次元で安定していることは、評論家やワイン誌もさることながら、たくさんの口コミから伝わるものでした。

法律を変えてしまうほどの「元祖スーパートスカーナ」は、必ず知っておきたいイタリアを代表する銘柄です。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》サッシカイア

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《価格》

2~4万円
※1985年など優良年の古酒はさらに高額

《ブドウ品種》
カベルネ ソーヴィニヨン
カベルネ フラン
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   イタリア>トスカーナ州>ボルゲリ
《生産者》  テヌータ サン グイド

プロフィール
元祖スーパートスカーナとして、イタリア屈指の知名度があるサッシカイアを生みだす生産者がテヌータ サン グイド。

その始まりは1944年。ボルドーワイン好きであった先代のマリオ インチーザ侯爵は、メドック格付け第一級の筆頭であるシャトー ラフィットのカベルネソーヴィニヨンの苗木をボルゲリの地に作付けします。
メドックの土壌に似た特徴を持つ畑で、1960年代から自家用ワインとして生産を開始しますが、その味わいは好評で徐々に生産を拡大。そして1985ヴィンテージがイタリアワインとしては初となるパーカー100点満点を獲得し、世界的にブームを起こしました。

そんなサッシカイアはカベルネソーヴィニヨンを主体に造られる銘柄。
イタリアのワイン法ではカベルネ主体で造られるワインは、格付け最高位のDOCG、それに次ぐDOCを名乗る事が認めらず、テーブルワイン相当の格付けであるIGTまでしか名乗れないというものでした。
しかしその品質は明らかにIGTクラスのものではないことから、規定を超越しているという意味合いで「スーパートスカーナ」と称されるようになったのです。 

そして、1994年には遂にDOCボルゲリ サッシカイアとして昇格。イタリアで唯一単独ワイナリーに与えられたDOCであり、ワイン法を変えてしまうほどの影響力を持った偉大な銘柄と言えます。

 

サッシカイアを語る上で外す事のできない功労者が、「スーパートスカーナの父」とも称される醸造家ジャコモ タキス氏です。
1960年代からサッシカイアに携わり、高密植栽培や収量制限やオーク樽熟成など現代のイタリアワインの先駆けとなる手法を実践し、ワイナリーに大きな影響を与えました。※惜しくも2016年に亡くなりました。

 

そして2002年以降活躍したのはセバスチャーノ ローザ氏
カリフォルニアのジョーダン ワイナリーやボルドーのシャトー ラフィットなどでの経験を活かし、醸造やマーケティングに参画。
サッシカイアを手軽に楽しむために、セカンドラベル的「グイダルベルト」を生むなど、新たなファンを獲得することにも成功しています。

【ワイン界での評価】
「ワインアドヴォケイト」で、1985年が100点満点。そして34年ぶりに2016年が100点満点を獲得。
「ワインスペクテイター」の2018年間トップ100で、世界1位を獲得。
など、様々な評論家やワイン誌でトップクラスの評価をいくつも獲得しています。

《味わいの特徴》

風格と優雅さを両立した
元祖スーパートスカーナ

このワインの特徴は、風格ある上級ボルドーを彷彿させる骨格あるタンニンや酸がありますが、その質感はしなやかで、円熟した豊潤な果実味も相まって優しさや優雅さも同時に感じられるところ。
その味わいは若いうちから近づきやすくバランス感覚に優れており、もちろん熟成する事でより円熟味の増した妖艶な味わいへと成長します。

【外観】
深く濃いルビーレッド
熟成するほどレンガ色に近づきます

【香り】
カシス、プラム、野イチゴなどの果実香に、バラの優雅さやハーブやスパイス。樽に由来するカカオやコーヒーのニュアンスや、金属や鉱物を思わせるミネラル香も加わり、それらが一体となって複雑で優雅な香りに包まれます。

【味わい】
凝縮された果実味はパワフルでありながら、洗練された雑味の無さからは透明感も感じさせます。力強いタンニンはシルクのような滑らかさで、風格ある味わいを表現し、塩気を伴ったようなミネラルは奥行きを与えており、上質な酸が味わいをしっかりまとめると、ほのかな苦味を残しつつ複雑で優雅な余韻が長く続きます。

それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

目指すスタイル
上級ボルドーのような気品や優雅さ、バランス感覚を目指すサッシカイアですが、厳格な上級ボルドーと比べると風格を持ちつつイタリアらしい肩の力の抜けた優雅さが感じられます。

恵まれた環境
サッシカイアを生むボルゲリ地区にはブドウ栽培に適した環境があります。
気候
温暖な気候と豊富な日照はブドウの熟度を高め、豊潤で肉厚な果実味を。
海風による夜の涼しさは、ブドウにエレガントな酸味をもたらします。
土壌
サッシ=石 カイア=~な場所、の意味を持つ畑は文字どおり石ころが多い土壌で、ボルドーの上級ワインを生むメドック地区の土壌に似ており、特にカベルネ ソーヴィニヨンに最適です。
小石の多い土壌は水はけが良く水分が渇望するため、ブドウは種の保存のため果実に成分を凝縮。
海に近くミネラル豊富な土壌はブドウに豊富なミネラル分を供給し、気品や奥深い味わいをワインにもたらします。

現代的なワイン造り
1960年代からサッシカイアに携わり、現代のイタリアワイン造りの先駆けとなる手法を実践したのが、スーパートスカーナの父」とも称される醸造家ジャコモ タキス氏。その手法の代表的なものは以下の通りです。
高密植栽培
ブドウの樹を植える間隔をあえて狭くすることで生存競争が高まり、根を地中深くまで伸ばします。
その結果ブドウはミネラル豊富な地下水を吸い上げ、充実した果実を実らせます。
収量制限
剪定しブドウの収穫量をあえて抑え、優れた房だけに成分を集中させます。
小樽熟成
熟成には現代的(モダン)と呼ばれる小樽(バリック)を使用します。
伝統的な大樽と比較して、酸やタンニンがマイルドになり、樽の風味が反映しやすいのが小樽の特徴。
若いうちから柔らかな質感があり、心地よい樽の風味が楽しめるワインを生みます。

 

《飲む時の適正温度》

14℃20℃
少し低めの温度にすれば酸や凛としたミネラルが際立ち、エレガントな飲み口が楽しめます。
温度を上げるほど果実感や複雑な風味が広がり、大らかでボリューム感のある味わいが楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から4~40年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
参考までに、ボルゲリのヴィンテージチャートとワインアドヴォケイト(WA)の得点も載せておきます。
良い年ほど成分が充実し、飲み頃になるのは遅いが長期熟成に向く。
難しい年ほど成分はやや希薄になり、早く飲み頃に達するが長期熟成には向かない傾向があります。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1985年 WA100点満点

1990年 5
1991年 3
1992年 2
1993年 4
1994年 3
1995年 3
1996年 4
1997年 5
1998年 4
1999年 4
2000年 3
2001年 5
2002年 3
2003年 3
2004年 4
2005年 4
2006年 5
2007年 5WA95点
2008年 4WA96点
2009年 4WA94点
2010年 
2011年 4
2012年 4WA93点
2013年 5WA95~97点
2014年 3WA93点
2015年 5WA97点
2016年 5WA100点満点
2017年 3WA94点
2018年 3
WA=ワインアドヴォケイト

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《適正グラス》

【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、芳醇な香りと味わいをバランス良く感じ取れます。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


フォアグラのポワレ


和牛ヒレステーキ

など、上質で深いコクのある料理との相性が良く、パワフルで複雑かつ優しいワインの味わいが料理と溶け合い、互いを引き立て合います。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

4年熟成の2016はカリフォルニアのカベルネとは違った美味しさで、酸が結構あるんでエレガントな印象。美味しいことは間違いないけど、ワインアドヴォケイト100点満点を実感するには、もう少し開くのを待つべき?


マグナムボトルという事もあり、12年熟成の08はまだまだ硬い印象。深く複雑な香りと、類い稀なポテンシャルを感じる味わいではあるが、タンニンはかなり強靭。これは将来が楽しみではあるけどね。

良い口コミ

7年熟成の2014。若くても柔らかで楽しみやすいのが近年のサッシカイアの傾向。昔はガチッと硬い印象だったんだけどね。2日に分けて楽しむつもりが、スイスイと飲めるので一日で完飲。長期熟成も楽しみではあるが、現段階でも十分に納得できる美味しさでした。


ビックリするくらい美味しっ!!4年熟成の2016なので若いことは分かってたけど、雑味の無いクリアな味わいで、甘味、旨味、酸味、渋味、苦味などの要素が絶妙なバランスを保ち、エレガンスの極み。これは将来どれほどのものに成長するのでしょう♪


やや弱いヴィンテージのようですが、4年熟成の2017は全然旨いですね。


熟成感がありつつ果実味はまだフレッシュさを保っている。12年熟成の09は上級ボルドーのような硬さもないし、高騰し5万を超えるオーパスワンよりもこちらを選びます。

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!    13%
美味しい     74%
普通       13%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

さすがの知名度と思わせる口コミ量の多さ(ボルドー1級と拮抗)で、数あるスーパートスカーナの中ではダントツで多くの方に飲まれている銘柄だと分かりました。

口コミされているヴィンテージは5年前後のものが多いので、硬さを感じるという意見もチラホラで、感動的評価を能える方は少ない印象。
とはいえ上級ボルドーほどの硬さはなく、若いうちから楽しめる味わいに高い評価を能える方が大半でした。

さすがイタリアを代表する銘酒で、風格とバランス感覚を兼ね備えた特別なワインだと認識する結果となりました。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

サッシカイア

価格
2~4万円
※1985年など優良年の古酒はさらに高額


風格ある上級ボルドーを彷彿させる骨格あるタンニンや酸があるが、その質感はしなやかで、円熟した豊潤な果実味も相まって優しさや優雅さも同時に感じられる。
その味わいは若いうちから近づきやすくバランス感覚に優れており、熟成する事でより円熟味の増した妖艶な味わいへと成長する。

飲み頃
ブドウ収穫年から4~40年
※一般的傾向や口コミから推測

当たり年
ボルゲリのヴィンテージチャートとワインアドヴォケイト(WA)の得点は以下の通り。
良い年ほど成分が充実し、飲み頃になるのは遅いが長期熟成に向く。
難しい年ほど成分はやや希薄になり、早く飲み頃に達するが長期熟成には向かない傾向。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1985年 WA100点満点

1990年 5
1991年 3
1992年 2
1993年 4
1994年 3
1995年 3
1996年 4
1997年 5
1998年 4
1999年 4
2000年 3
2001年 5
2002年 3
2003年 3
2004年 4
2005年 4
2006年 5
2007年 5WA95点
2008年 4WA96点
2009年 4WA94点
2010年 
2011年 4
2012年 4WA93点
2013年 5WA95~97点
2014年 3WA93点
2015年 5WA97点
2016年 5WA100点満点
2017年 3WA94点
2018年 3
WA=ワインアドヴォケイト

口コミ
さすがの知名度と思わせる口コミ量の多さ(ボルドー1級と拮抗)。
数あるスーパートスカーナの中ではダントツで多くの方に飲まれている銘柄だと分かる。
口コミされているヴィンテージは5年前後のものが多いので、硬さを感じるという意見もチラホラで、感動的評価を能える方は少ない印象。
とはいえ上級ボルドーほどの硬さはなく、若いうちから楽しめる味わいに高い評価を能える方が大半。

以上です。

有名な銘柄で優れていることは承知していましたが、調べるほどにその認識が確かなものになったという印象です。

口コミでもありましたが、カリフォルニアのカルトワイン達や上級ボルドーほど価格が上昇しすぎていないところも魅力だと感じました。

あなたはどのように感じましたでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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