ドメーヌ タンピエ バンドール ロゼ

おすすめ【ロゼ】ワイン

 

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数々のワイン誌や評論家に絶賛されている銘柄。

実際飲んだ方の口コミ評判(vinica)も良く、フードフレンドリーな上質ロゼを選ぶ時には必ず候補に入れたい銘柄だと感じました。

調べるほどに、もう少し人気が出てもおかしくないと思わせるくらいのワインでしたが、(口コミ量が少なかったので。)あまり知られていないロゼの銘酒として知っておくのもまた良いと感じます。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》ドメーヌ タンピエ バンドール ロゼ

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《価格》

5000~6000円

《ブドウ品種》
ムールヴェ―ドル
グルナッシュ
サンソ―
カリニャン
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>プロヴァンス地方>バンド―ル
《生産者》  ドメーヌ タンピエ 

プロフィール
バンドールの代名詞とも呼ばれるドメーヌ タンピエ
は、19世紀前半から続く歴史ある生産者。
1940年からドメーヌに参画したリュシアン ペイロー氏は、ドメーヌを飛躍的に発展させた人物で、ここで紹介しているロゼを初めて元詰めしたのも彼であり、バンドール地位向上への意志は強く、バンドール生産者組合の会長に就任するほどでした。
※ブルゴーニュの人気生産者「ヴェルジェ」を手掛けるジャン マリー ギュファンス氏は、彼の下でワインを学んでおり、ギュファンス氏は「最も感銘を受け、影響を受けたのがリュシアン ペイローである。」と語っています。

1960年からは2人の息子も参画(ジャン マリーとフランソワ)。有機栽培の実践や台木の選別など様々な取り組みを実践し、ドメーヌをさらに発展させます。2000年に2人の兄弟が引退すると、天才醸造家と評されるダニエル ラヴィエ氏が運営を任されるようになり、さらに評価を高めます。
■フランスを代表するワイン誌「レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス」で3つ星生産者を獲得。(これはプロヴァンス地方で初の快挙でした。)
■ロバート・パーカーの「プロヴァンスの5ッ星格付けワイン」の4つ中3つを独占
などが一例で、その他にも数々のワイン誌などで賞賛され、プロヴァンス地方を代表する生産者のひとつとなりました。

《味わいの特徴》

上品さと奥深さ
優れたバランス感覚を持つ
トップクラスのロゼ

このワインの特徴は、生き生きとして透明感のある果実味が上品さを感じさせると同時に、塩気を伴ったような豊富なミネラル感や旨味は奥深い味わいも表現している点にあります。そして、それらが一体となった味わいはバランス感覚に優れており、様々な料理にも適応する万能型の味わい深さは、名実ともに世界トップクラスのロゼの佇まいが感じられます。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

ビオディナミ農法
化学肥料や農薬の不使用、そして天体の動きも考慮して農作業を行うビオディナミ農法を実践、土地の酵母など微生物の働きにより健全で成分豊かな土壌が育まれ、その豊かな成分を吸い上げた上質なブドウが得られます。

収穫のタイミングと選別
赤ワインのような力強さよりも、フレッシュさエレガントさを追求するため、収穫時期はやや早めにしています。
熟度の浅めのブドウは糖度は適度で酸は豊富、アルコールに変化する糖分が程良いため、アルコール度数は高くなりすぎる事はなく、綺麗な酸味はフレッシュさや上品さを表現します。
また、収穫されたブドウは畑と醸造所で2度の選果が行われ、相応しくないブドウは排除。雑味の無い洗練されたワインを生む要因の一つになっています。

低温マセラシオン
果実の種や皮などの部分を果汁と共に漬け込み、香りや色の要素を抽出する工程をマセラシオンと呼びますが、通常より低い温度で行う低温マセラシオンという方法を行うことで、ブドウの純度やフレッシュ感を保つことを可能にしています

ブレンドのタイミング
ドメーヌ タンピエの特徴的な手法に、複数品種のブドウからできたワインをブレンド(アッサンブラージュと言います)するタイミングが挙げられます。
通常出来上がったワインをブレンドしますが、長年の経験から発酵前の果汁の段階でブレンドし発酵させる手法を行っています。
そうすることで、より調和の取れた個性的なワインが誕生すると考えているのです。

 

【外観】
オレンジがかったピンク

【香り】
ピンクグレープフルーツやオレンジなどの柑橘類やハーブの爽やかさ。青リンゴやアンズの香りに、白い花の華やかさや鉱物的なミネラル香も垣間見えます。

【味わい】
厚みのある果実味は、塩気を伴ったようなミネラル感と相まってミディアムボディの味わい。生き生きとした酸味とハーブのニュアンスは味わいをドライに仕上げます。少しの苦味をアクセントに、心地よい風味と旨味を残した余韻があります。

《飲む時の適正温度》

812℃
冷やし気味にすれば酸やミネラルが際立ち、キレのあるエレガントな飲み口を楽しめます。
温度を上げるほど酸は穏やかに感じられますが、複雑でふくらみのある味わい楽しめます。

冷やし気味から徐々に温度を上げていく楽しみ方も良いですね。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から2年~8年程度
若いうちはフレッシュな味わいを楽しめますが、数年の熟成で落ち着きある味わいも楽しめるでしょう。

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《適正グラス》

【小ぶりor膨らみのあるグラス】
温度が上がりにくい小ぶりのグラスで飲めば、酸味やミネラル感が際立ち、軽快で上品な味わいが楽しめます。

中程度の大きさで膨らみのあるグラスで飲めば温度も上昇しやすく、広がる風味を楽しめるでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


天ぷら各種をレモンと塩で


ブイヤベース

など、比較的淡白な料理から中間程度の強さのコクを持つ料理と合わせると良いですね。
バランスの良いロゼの味わいは料理を引き立て、また料理がワインを引き立てるマリアージュが楽しめます

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

このワインの悪い点を指摘する具体的コメントはありませんでした。

良い口コミ


フルーティーというよりはドライな果実味、苦味がアクセントの蕗の薹の天ぷらには、塩気を感じるミネラリーなロゼは最高のペアリングだと感じましたね。春を楽しむとは、このような事を言うのでしょう。


このロゼは専門誌や評論家から何度も絶賛されてるらしいです。そんな先入観無しにしても美味しいロゼで、料理との相性も素晴らしいですね。ロゼとしては過去最高かもしれません。


私が最も好きなロゼ。フルーティーな果実味をキレイな酸とハーブ感が爽やかさを加えている。伝えきれないが、他にはない魅力を持ったワインだ。


幸せなロゼ♪広がる果実感とハーブのニュアンス。塩っぽい旨味を伴った長いミネラル余韻。。。あぁ至福。。。

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!     3%
美味しい     57%
普通       37%

良くない      3%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

無言の低評価をされる方も少数見られましたが、大半の方がレベルの高い味わいに満足している事が印象的なワインでした。
どちらかというと白ワイン寄りのエレガントさが楽しめ、料理との相性も良いバランス型の傾向が読み取れる口コミの数々。ハイレベルなロゼを選ぶ時はシャトーシモーヌシャトーデスクランと並んで候補に持っておきたい、プロヴァンストップクラスの銘柄だと感じる結果となりました。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

ドメーヌ タンピエ バンドール ロゼ

価格
5000~6000円


上品さと奥深さ、優れたバランス感覚を持つトッポクラスのロゼ。

飲み頃
ブドウ収穫年から2年~8年程度

口コミ
無言の低評価が少数。大半の方がレベルの高い味わいに満足している事が印象的なワイン。
どちらかというと白ワイン寄りのエレガントさが楽しめ、料理との相性も良いバランス型の傾向が読み取れる口コミの数々。

いかがでしたでしょうか。
私自身、記事作成をしながら非常に期待が高まる銘柄でした。
評論家やワイン誌での評価は抜群で、口コミも満足度が高いワインでしたので。
あなたはどのように感じましたでしょうか。
ロゼワインのカテゴリーの中では高額の部類に入る銘柄ですが、チャーミングで軽快なロゼとは一線を画す味わいが楽しめるでしょう。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。。

 

 

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