あなたはマリアージュって聞いたことありますか?
わかっている方がほとんどだと思いますが、本来はフランス語の結婚を意味しています💛
つまり【飲み物と料理の食べ合わせが良い事】を意味しています。
料理とワインの相乗効果で互いを引き立てあうマリアージュを楽しみましょう。
ではどのように合わせればよいのでしょうか・・・。
■料理とワインの合わせ方■
◆共通点を見つける◆
1、色を合わせる
大体の料理というものは色の濃いものは味わいも濃く、淡いものは淡白な味わいのものが多いです。
例えば
■色が茶色から黒色の濃い色の料理にボルドーやトスカーナなどの重い赤
■クリーム色やきつね色くらいの中程度色の濃さの料理にエトナのロゼやカリフォルニアなどの重めの白
■白やフレッシュなグリーンなどの淡い色調の料理に軽快なロワールや日本の白
というように合わせます。
↑の画像の鉄刺(てっさ)の上品で繊細ながら旨味のしっかりある味わいには、コクも持ち合わせたソーヴィニョンブラン、エレガントで美しいくキレの良いシャブリ、素材を引き立てる上質な甲州などが合いそうです。
2、味わいの強さを合わせる
強さを合わせるのもいいですね。
例えば
■赤身の肉などのように血液の味わいを感じさせる強い食材にはコクのある南フランスやオーストラリアのシラーズなどの強い赤
■豚肉や鶏肉などの中程度の強さの食材に中程度に強いプロヴァンスのロゼやバランス良くコクもあるブルゴーニュなどの白
■淡白な白身魚や野菜などやや控えめで繊細な食材ににサラリとした甲州やミュスカデなどを使った白
といった具合です。
↑画像のような和牛ではボルドーの骨格ある赤、オーストラリアの濃密なシラーズ、ウルグアイの肉に抜群の相性のタナなどを合わせてみたくなります🎵
3、味付けの強さを合わせる
これも強さを合わせるという意味では同じですが、今度は調味料やソースなどの味付けの部分にスポットをあてます。
例えば
■デミグラスソースなどのコクのある味付けににはサンテミリオンやアルゼンチンのマルベックのようなコクのある赤
■バターソースのようなコクのある味付けに穏やかな酸とコクを持ったオーストラリアやカリフォルニアのシャルドネなどの白
■塩コショウにレモンを絞ったようなシンプルで強くないな味付けには、キリリと酸のきいたエレガントなシャルドネやソーヴィニョンブランなどの白
といった具合です。
↑画像のやや甘辛く付けした金目鯛の煮付けには、ブルゴーニュのコクのあるピノノワールや深さのあるキャンティクラシコなども合いそうです。
◆その他の合わせ方◆
色や強さを合わせるといったアプローチ以外にも合わせ方はありますよ。
■食感で合わせる■
天ぷらなどの【サクッ】とした食感を持つものには【シュワッ】としたシャンパーニュなどのスパークリングワインがよく合います。
コーラにポテトチップスみたいな話です(笑)
■油っぽさをさっぱりさせる■
また揚げ物などの油っぽさをニュージーランドのソーヴィニョンブランやイタリアのヴェルメンティーノなどのようにスッキリとした酸をもつ白ワインを合わせさっぱりさせるといった合わせ方もありますね。
唐揚げや天ぷらににレモンを絞るようなアプローチですね。
いかがでしたか。
料理とワインの共通点を見つけてあなただけのマリアージュを楽しんでください。
以上のことを理解して、料理に合わせたワインを選んだり、ワインに合わせた献立を考えたりするのも楽しいもんですね。
あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。
ワインをおいしく飲むための知識は他にもあります。
・第9回 STEP1序章
・第10回 STEP2ワインの飲み頃
・第11回 STEP3ワインの温度
・第12回 STEP4デキャンタージュの意味・目的
・第13回 STEP5ワイングラスの選び方
・第14回 STEP6ワインを味わう順
・第15回 STEP7ワインと料理との相性
・第16回 STEP8ワインの保存方法
よかったら、確認してみて下さい。
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