【徹底調査】ブルゴーニュおすすめ白ワイン13選|読めば味が想像できる

おすすめ【白】ワイン

 

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「ブルゴーニュワインってすごく種類が多いけど、どれを選べば良いの?」

この記事にたどり着く方は、多かれ少なかれそのような思いがあるのではないでしょうか。

世界最高のワインから、手軽な日常消費型ワインまで幅広く存在するブルゴーニュには数えきれないほどの生産者が存在し、そのラインナップの数も非常に多い事から、いったいどれを選べば良いのかわからなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。

しかしそのような問題は、この記事を読めば少しは解決すると確信しています。

なぜなら、2014年に日本ソムリエ協会認定ソムリエの資格を取得した私は、自身が実際飲んで美味しいと感じるワインもさることながら、一般消費者の皆様が実際口にして、そして満足しているワインはどの銘柄かという事に興味が湧き、ネット上に存在する信頼できる口コミだけをを調べ込み、特に満足度の高いワインのみをピックアップし、品質の特徴・当たり年・飲み頃・口コミ内容などを詳しく解説しているからです。

要するに、多くの方が美味しいと感じるワインは外す確率も少ないと考えるわけです。

※主な口コミは、国内最大のワインスクールであるアカデミー・デユ・ヴァン様が運営するvinicaによるもので、その信憑性の高い口コミを参考にさせていただいております。

 

それでは参りましょう。

 

ブルゴーニュ おすすめ白ワイン13選

星の数ほど存在するワインは、産地やブドウ品種に生産者、あるいは収穫年や熟成度合い、そして個人個人の受け止め方によっても味わいへの評価は変化し、一つとして同じものが無い事が難しさであり魅力でもあります。

ここで紹介するワインは、あくまで一般的に満足度が高いという事で、それら以外にも素晴らしいワインは無数に存在します。

個々の受け止め方でも評価は変わるわけですから、これが素晴らしいワインと決めてしまうのはナンセンスだと思いますし、いろんなワインを探究される事は素晴らしいと思います。

そのような事を踏まえて、この記事があなたの何かしらのヒントになり、ワイン選びのお役に立てれば幸いに思います。

 

さて、私はブルゴーニュの白ワインを生み、日本で購入可能な主要生産者のワイン達をピックアップ約600銘柄調べました)し、その中で多くの日本の消費者の方々に実際飲まれ、そして口コミ評価の高いワインはどれかという事を客観的視点から調べてみました。

その結果、特に高評価を獲得していると感じたワインは以下の13銘柄

満足度の高い銘柄は他にもたくさんありますが、特に際立つ満足感を与えるこれらのワインは、自信を持っておすすめできるワインばかりです。

それでは始めましょう。

 

ブルゴーニュ
おすすめ白ワイン13選

※価格順

エティエンヌ・ソゼ バタール・モンラッシェ

気品に満ち溢れ優雅
バタール・モンラッシェの
最高峰

《価格》【およそ7万~13万円

《ブドウ品種》シャルドネ

モンラッシェの名を冠するグランクリュは5つありますが、その中も特に肉厚で柔らかなワインを生むと評されるのがバタール・モンラッシェ。

そんなバタール・モンラッシェにおいて際立つ口コミ評価を獲得していたのソゼでした。

品質の特徴は、気品に満ちた鉱物的なミネラル感やエレガンス溢れる美しい酸に、類い稀なボリューム感を持つ果実味が感じられる点にあり、それらの要素が互いを支え合うバランス感覚も秀逸で、最高峰のバタール・モンラッシェと呼ぶに相応しい品質にあります。

また、熟成で深まる円熟味も格別であり、その深遠で魅惑的な味わいは、白ワインの世界最高峰の風格があります

モンラッシェでも格別の評価を得ており紹介させていただいておりますが、それは契約農家から100%仕入れたブドウで造られるもの、しかし、このバタールは栽培から醸造まで自身で行うものであり、ソゼの哲学が強く込められたワイン、つまりソゼにおける真の頂点はこのワインなのだろうとも思う結果となりました。

そしてこのワインを楽しみ口コミをされている方は、やはり知識も経験も十分な熟練のワインラバーの方々ばかり。

そのような方々が何度もこのワインを選び、感動レベルの評価を与えているのを拝見し、上質な白ワインを求め続けた先にこのワインが存在するのではないかと思えるほど、格別なワインである事が伝わってきました。

※このワインの《味わい》《その味わいを生む理由》《当たり年》《飲み頃》《口コミ》など、
さらにくわしい解説はコチラ
その他の人気モンラッシェについては、
【世界最高峰】モンラッシェ・グランクリュのおすすめワイン6選|詳しく解説します
でも確認できます。

トロ・ボー コルトン・シャルルマーニュ

【トロ ボー】 コルトン シャルルマーニュ グラン クリュ 

雄大で緻密
豊富なミネラル感は
熟成で魅惑的品質に

《価格》【およそ25000~30000円

《ブドウ品種》シャルドネ

どのラインナップも安定感があり、非常高い満足感を飲み手に与えており、個人的には価格も考慮した飲み手の満足度ではブルゴーニュトップ3に入るのではと感じているトロ・ボー

そんなトロ・ボーにおける頂点がこのワインです。

多くの口コミを拝見し最初に感じたのは、このワインを選んでいるのは非常に経験豊かなブルゴーニュラバーの方々だという事、そしてそのような優れた分析能力を持った方々を喜ばせている事から、かなり優れた品質であることは容易に理解できるものでした。

味わいの特徴は、凛としたミネラル感と豊かな酸が引き締めるコルトン・シャルルマーニュらしい質感にあり、上質なブドウである事がわかる雄大さと緻密さは、若くしても素晴らしいですが、熟成を経る事でさらに広がる円熟味が現れます
※ミネラル感とは、カリウムやマグネシウムといったミネラル分を多く含んだキリッと芯のある味わいで、硬水をイメージするとわかりやすく、キーンとくる感じです。

というわけで、ルフレーヴやコシュ・デュリほどは価各は高謄していないにもかかわらず、味わいは格別のトロ・ボーは、まさにあなたの心を奪ってしまう味覚ドロボーなのかもしれません。

トロボーだけに・・・

はい失礼いたしました・・

※このワインの《味わい》《その味わいを生む理由》《当たり年》《飲み頃》《口コミ》など、
さらにくわしい解説はコチラ
他のラインアナップもとても人気です。
詳しい記事も作ってありますから、参考になれば幸いです。
トロ ボー コルトン1.8~4万
トロ ボー アーロス コルトン7000前後
トロ ボー ショレイ レ ボーヌ4600~6400
トロ ボー ブルゴーニュブラン5000前後

ミシェル・ニーロン  シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュ

凝縮感とエレガンスを両立する
シャサーニュの最高峰

《価格》【およそ12000円

《ブドウ品種》シャルドネ

「シャサーニュ村の雄」

シャサーニュ・モンラッシェにおいて、ラモネ並んで最高生産者と評されるミシェル・ニーロンです。

多くの口コミからも、やはりニーロンのラインナップは多くの方の支持を獲得し、どのワインの評価も高く僅差でしたが、ここではその一つ、特にボリューム感のある品質で高評価のプルミエ・クリュ、レ・シャンガンをピックアップさせていただきます。

このワインの特徴は、凝縮感のある肉厚な果実味を持ち、優しさを感じる品質にあり、美しい酸に凛としたミネラルは芯のあるエレガントさも表現、比較的若い場合も優しい果実味は親しみやすさがあり、熟成させれば、より円熟したリッチな風味が増し、シャサーニュ・モンラッシェを代表する生産者の魅力に溢れています

ピュリニーに比べれば酸やミネラルは穏やかという事もあり熟成スピードは速く、5年程度でも結構円熟味溢れる味わいに成長している傾向、逆に10年以上の熟成物は、保存状態にもよりますが、古酒化して枯れてしまっている傾向も一部で見られましたから、そのような性質も心得ておくべきでしょう。

冴えわたるような凛としたミネラルや、引き締める酸を持ったピュリニーのようなエレガントなワインよりも、果実味豊かで優しくリッチな傾向のワインを求める方が選ぶべきワインです。

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フランソワ・カリヨン ピュリニー・モンラッシェ

豊潤でピュアな果実味
優しくエレガントな品質

《価格》【およそ8500~12000円

《ブドウ品種》シャルドネ

「なにこれ!!こんな美味しい白ワインは初めて飲んだ!!」

私がお客様に提案し、そのような言葉をいただいこともあり、非常に記憶にも残っているワインであり、充実した果実感と美しい酸味、充実感とエレガントさを併せ持った味わいは私の舌の記憶にも刻まれており、個人的にもおすすめの一本です。

そのような個人的評価はさておき、多くの口コミからも際立つ存在感を放っていたのがフランソワ・カリヨンの村名ピュリニー・モンラッシェで、ルフレーヴにソゼはもちろん素晴らしいですが、価格も考慮すればトップクラスの満足感を得ている印象を受けました。

味わいの特徴は、他の生産者のピュリニーに比べ、豊潤な果実感がある点にあり、ボリューム感を持ちつつ凛としたミネラルや美しい酸はピュリニーらしさを表現しており、洗練されたピュアな品質はスッと舌の上を流れるような心地よさがあります。

ややリッチさを求める方、例えばムルソーやカリフォルニアの白ワインが好みの方との相性が良さそうです。

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ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ・プルミエクリュ

シャブリ・プルミエ・クリュ・ラ・フォレ(ヴァンサン・ドーヴィサ)

高次元のバランス感覚を持つ
上級シャブリ

熟成で真価を発揮

《価格》【およそ800013000円】

《ブドウ品種》シャルドネ

シャブリの頂点、飲み手を魅了し続けるフランソワ ラヴノー

そんなラヴノーは超希少かつ高品質で人気のため、価格も高騰し、そもそも売っている事が稀。

ここで紹介するワインは、ラヴノーの義兄弟で非常に評価も高く、ラヴノーと並んでシャブリ最高生産者として高い評価を得ているヴァンサン・ドーヴィサです。

ラヴノーと比べれば価格も手頃で、販売店も多いですから、比較的手に入れやすいシャブリの最高峰と言えます。

多くの口コミからは、バランスの良さが伝わってくる印象で、ラヴノーほどの感動はないですが、価格も考慮すれば十分に納得できるワインである傾向が読み取れました。

ただし、若い場合硬いというコメントや、抜栓直後は良くなかったという評価もありましたから、ヴィンテージの確認や抜栓のタイミング、そして温度に配慮して広がる風味を楽しむべきとも感じました。

スッキリ軽快な早飲みシャブリも楽しいですが、じっくりワインに向き合って楽しむのであれば、このクラスの上級シャブリも候補に持っておきたいですね。

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アンリ ボワイヨ ムルソー

ムルソー  アンリ ボワイヨ

透明感とボリューム感を両立し
ムルソーらしいリッチな風味

《価格》【およそ8000円前後

《ブドウ品種》シャルドネ

「パーカー5ッ星生産者」「完璧主義」

医学を志すほど博学な人物こそが現当主であるアンリ・ボワイヨ。

栽培から醸造まで緻密な工程を実践、その緻密さは「完璧主義」と評される由縁。

ロバート・パーカー氏から最高ランクである「5ツ星生産者」の評価を獲得したのは1997年の事で、現在もその地位を維持しています。

そのような肩書はさておき、一般消費者の口コミからは、スケールを感るほどのワインではありませんが、雑味無くバランス感覚に優れた品質への好感は高く、価格も考慮すれば十分に優れたワインであると感じました。

味わいの特徴は、洗練されたピュアで透明感のある品質でありながら、ボリューム感のある果実感やトロリとしたムルソーらしい質感で、上質なシャルドネが持つナッツ類の風味があるところです。

素晴らしい5ツ星生産者のムルソーは試すだけの価値が十分に備わっています。

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バシュレ モノ シャサーニュ・モンラッシェ

ふくよかで華やか
透明感のあるバランス型

《価格》【およそ7000~8000円
《ブドウ品種》シャルドネ

「あなたが未だバシュレ・モノを知らなかったならば、今が知るべきその時なのです。」

ワインアドヴォケイト誌のコメンテイター、ニール・マーチン氏はそう語りますが、私個人も早く知るべき優れた生産者だと確信しています。

2005年に設立された若き新鋭ドメーヌの村名シャサーニュ・モンラッシェです。

品質の特徴は、柑橘類や白桃に白い花のような華やかな芳香性を持ち、ふくよかな果実味は雑味無く洗練されており心地よいもので、適度な樽にミネラルや美しい酸が支え合うようにバランスを保っている品質にあります。

大抵のワインは好みでない方がいたり、期待以下だという口コミも少しは見られるのが普通ですが、このワインへの口コミに関してはそのような意見が無く、美しくバランスが良い品質は万人受けしやすい傾向があるのだろうと感じました。

進化も現在進行形であり、価格の上昇もあり得ますから、注目に値し今こそ知るべきワインだと感じています。

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ドメーヌ ド シャソルネイ サン・ロマン

サン ロマン ブラン コンブ バザン ドメーヌ ド シャソルネイ(白ワイン)[S]

洗練された品質は
全ての要素が高次元で支え合い
バランスの良い味わいを表現

《価格》【およそ6000~7000円

《ブドウ品種》シャルドネ

このワインの特徴は、清潔感や透明感が感じられる洗練された品質にあり、凛としたミネラルに、柑橘類の爽やかさやラフランスなどのフルーティーで上品な甘味、適度な酸味にじんわり広がる旨味など、ハイクオリティな各要素が支え合うようなバランス感覚を持っているところです。

そのような品質は、若くしてもフレッシュな味わいが楽しめますが、熟成させれば奥深い味わいが現れる事も特徴と言えます。

口コミを拝見しての第一印象は、非常にハイレベルでコスパも抜群である事。

2005に限っては原因不明の激酸があるようですが、それ以外のヴィンテージはそのポテンシャルの高い品質に、感動あるいはそれに近い評価をされる方が多い印象で、具体的にこのワインの悪く評価するコメントは見当たりませんでした。

話は少し変わりますが、ワインは知識を増やして脳で楽しむというアプローチもあると思います。

しかし当主であるコサール氏が言うように、一切の先入観を除いてワインの本質を感じるという事も大切だと感じます。

というわけで、シャソルネイの味わいのイメージは広がりましたでしょうか。

「don’t think feel」

ぜひ感じていただきたい一本です。

※このワインの《味わい》《その味わいを生む理由》《当たり年》《飲み頃》《口コミ》《なぜdon’t think feelなのかなど、
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バシュレ モノ ブルゴーニュ・ブラン

ドメーヌ バシュレ・モノ ブルゴーニュ ブラン 
厚み・気品・バランス
を兼ね備えた品質は
別格の広域ブルゴーニュ

《価格》【およそ4000円前後

《ブドウ品種》シャルドネ

かなりの数のワインの口コミを見てきましたが、ここまで皆様の高評価を得るワインはなかなか無いと思えるほどの口コミ内容

バシュレ・モノについてはシャサーニュに続きブルゴーニュブランも紹介します。
バシュレ・モノだけ2つも紹介するなんて怪しいと思われるかもしれませんが、私は回し者ではありません。(笑)
口コミ評価を客観的に見た結果がたまたまこうなっただけなのですね。

さておき、このワインの特徴は、厚みのある上質な果実味に、気品や上品さを感じさせる凛とした鉱物的なミネラルに、美しく磨かれたような酸があるところ。

そしてそれらの成分がバランス良く支え合うことで、広域ブルゴーニュとは思えない品質になります。

なぜそのようなワインが生まれるのか。理由を挙げると、
シャルドネにとって最上のテロワールを持つ、ピュリニー・モンラッシェ村の樹齢20~50年のブドウを使用している点が大きく、ピュリニーの特徴である豊富なミネラルや美しい酸を持ったブドウが得られ、並のブルゴーニュ・ブランを超えた味わいになります。

多くの口コミからは、比較的手頃な価格のワインという事で、感動する方は見られませんが、上品でありながらボリューム感のある味わいは、価格以上だと感じる方がほとんどであり、良くない点を指摘するコメントはほぼ見当たりませんでした。

新鋭の生産者のワインという事もありますし、人気の高まりに準じて価格高騰しないことを願うばかりの結果となりました。

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ルフレーヴ マコン・ヴェルゼ

豊潤かつエレガントな
コスパブルゴーニュ

《価格》【およそ3700~5000円

《ブドウ品種》シャルドネ

世界最高白ワイン生産者筆頭とも言えるルフレーヴが手掛けるコスパワイン

ルフレーヴのラインナップの中では最も手頃、つまり一番安いワインです。

このワインは、気軽にルフレーヴを楽しんでもらいたい思いを実現させるため、2005年にマコンに畑を購入し、リリースしたことが始まり。

味わいの特徴は、豊かな果実味と程良い樽の風味に、キレイな酸や凛としたミネラル感がバランス良く支え合う品質にありボリューム感はありますが洗練された質感は透明感があり、上品さも感じられます。

非常に多くの口コミからは、上級クラスのルフレーヴのような感動は無く、悪くはないが普通あるいは好みではないと評価される方も多少見受けられましたが、さすがルフレーヴが手掛けるとあって、凝縮感と透明感を持ち合わせた品の良い味わいは、その完成度の高い品質に納得の評価を与える方が最も多い傾向でした。

ルフレーヴらしさを手軽に楽しめるこのワインは、知っておくべき上質白ワインです。

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ドメーヌ ド ラ ボングラン マコン・ヴィラージュ

マコン ウ゛ィラ-ジュ テウ゛ネ カンテ-ヌ

リッチでバランス良く
近づきやすいコスパワイン

《価格》【およそ3000円前後

《ブドウ品種》シャルドネ

凝縮されたリッチな果実味と優しい樽の風味が感じられるのがこのワインの特徴。

ブルゴーニュらしい綺麗な酸味や上品な蜜のニュアンスは、バランスにも優れた味わいを表現しています。

独特の低温長期発酵こそがこの生産者の最大の特徴で、ワインに複雑性を与えるためには長期間かけての発酵が必要という考えの元、発酵温度を10~16℃と低めにし、なんと16ヶ月にも及ぶ発酵を実践しているという事です。
※通常の白ワインは、15℃~20℃で1~2週間程度。

口コミからは、完熟果実や蜜を思わせる豊潤な果実味をキレイな酸がまとめるような品質が読み取れ、複雑性や奥深さはそれほど感じられず、感動される方はいませんでした。

とは言え、手頃な価格のワインとしては満足感は高く、好感を持った方が多く見受けられました。

スッキリとしてキレの良い味わいを求める場合にはおすすめしにくいですが、買ってすぐに円熟を感じられるこのワインは、選択肢の幅が広げる意味でも知っておくと重宝しそうですね。

※このワインの《味わい》《その味わいを生む理由》《当たり年》《飲み頃》《口コミ》など、
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ヴィレーヌ ブーズロン

ブーズロン ヴィレーヌ

ふくよかさと透明感を両立
スレンダーで
気品を感じる

《価格》【およそ2600~4000円

《ブドウ品種》アリゴテ

あのロマネ・コンティを生むDRCを共同で運営するオーベル・ド・ヴィレーヌ氏のブーズロンです。
※因みにもう一人はプリューレ・ロックの当主であるヤニック・シャン氏です。

そのような肩書はさておき、このワインの最大の特徴はアリゴテを使用している事。

ちょっとここで補足情報ですが、ブルゴーニュの白と言えばシャルドネしかしここで紹介する村名ブーズロンを名乗るには、アリゴテを使用しなければなりません。ブルゴーニュ広域AOCであるブルゴーニュ・アリゴテに使用されるアリゴテ・ヴェール(緑のアリゴテ)と比べ、上質な果実を実らせるアリゴテ・ドレ(金のアリゴテ)のみが使用されるのがブーズロンであり、アリゴテとはボトルに書いてありませんから、一応心得ておいた方が良いでしょう。
味わいの特徴は、雑味の無いピュアな品質にありますが、決して薄くもなく、ふくよかさも感じられる味わいはバランス感覚にも優れます。
適度な酸とほんのり塩気を持ったミネラル感からは気品が感じられ、全体的にはグラマラスというよりもスレンダーな美しさが感じられます
手頃な価格帯のワインにしては洗練されたピュアさや清潔感がある事は口コミからも伝わり、奥深さも適度に感じられる品の良さは、感動的ではないにせよ、一定の高い満足感を感じる方が非常に多い印象です。
その清潔感を高く評価する皆様の意見には、このワインを口にしたことがある私にも非常に共感できるものでした。
ブーズロンあるいはアリゴテの最高峰を楽しむのであれば、ルイ ジャドも良いですが、このワインを必ず選択肢に入れるべきです。
※このワインの《味わい》《その味わいを生む理由》《当たり年》《飲み頃》《口コミ》など、
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ジョゼフ ドルーアン ブルゴーニュブラン

豊かな果実味・上品な酸
適度な樽のバランスを持った
コスパブルゴーニュ

《価格》【およそ2000円前後

《ブドウ品種》シャルドネ

バランス・エレガンス(上品さ)・コスパ

安い・早い・旨い!!とは違いますが、以上3つの特徴を兼ね備えた、とっても親しみやすいブルゴーニュ・ブラン.。

近年価格も上昇中のブルゴーニュにおいて、2000円程度で購入できる点も嬉しく、しかも良質という事で特におすすめしやすいワインです。

味わいの特徴は、豊かな果実の風味をキレイな酸が味わいをまとめ、適度な樽の風味が感じられるところ。

際立つ特徴や奥深さは無いですが、親しみやすさとバランスの良さは、価格以上のコスパブルゴーニュと言えます。

そのコスパの良い傾向は口コミからも強く感じられ、安さも手伝って重宝されている事が伝わってきました。

初心者の方が、ブルゴーニュのシャルドネを知る時。

熟練ワインラバーが、気軽に楽しむブルゴーニュ・ブランとして。

飲食店のグラスワイン。

などなど、非常に現実的で実用的なコスパワインであると感じています。

※このワインの《味わい》《その味わいを生む理由》《当たり年》《飲み頃》《口コミ》など、
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ブルゴーニュ おすすめ白ワインのまとめ

いかがでしたでしょうか。

世界最高峰のワイン。

丁度良い上質ワイン。

日常を彩る楽しいワイン。

このような白ワイン達をバランス良く紹介できたのではないでしょうか。

この記事が参考になり、あなただけの好みのワインが見つかれば幸いです。

 

では、今回紹介したワインのおさらいです。

1.エティエンヌ・ソゼ バタール・モンラッシェ
7~13万
ソゼにおける真の頂点。
気品に満ちた鉱物的なミネラル感やエレガンス溢れる美しい酸に、類い稀なボリューム感を持つ果実味。

2.トロ・ボー コルトン・シャルルマーニュ
2.5~3万
雄大で緻密、豊富なミネラル感はコルトン・シャルルマーニュらしく、熟成で魅惑的品質に成長。

3.ミシェル・ニーロン  シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュ
12000前後
凝縮感とエレガンスを両立するシャサーニュの最高峰。
5年程度で熟成感が出るが、10年で古酒化する例も。

フランソワ・カリヨン ピュリニー・モンラッシェ
8500~1.2万
豊潤でピュアな果実味は他の生産者よりもリッチな傾向。
優しくエレガントな品質はスッと飲める心地よさもある。

5.ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ・プルミエクリュ
8000~1.3万
上級シャブリ。
バランスに優れ、熟成で真価を発揮する。

6.アンリ ボワイヨ ムルソー
8000前後
完璧主義者と呼ばれるパーカー5ツ星生産者。
透明感とボリューム感を両立し、ムルソーらしいリッチな風味。

7.バシュレ モノ シャサーニュ・モンラッシェ
7000~8000
華やかな芳香性、ふくよかな果実味は雑味無く洗練されており心地よく万人受けが良い。

8.ドメーヌ ド シャソルネイ サン・ロマン
6000~7000
洗練された品質は、全ての要素が高次元で支え合い、バランスの良い味わいを表現。

9.バシュレ モノ ブルゴーニュ・ブラン
4000前後
稀に見る口コミ満足度を獲得。
厚み・気品・バランスを兼ね備えた品質は、別格の広域ブルゴーニュ。

10.ルフレーヴ マコン・ヴェルゼ
3700~5000
世界最高白ワイン生産者の最安値。
ボリューム感と透明感をを両立し、上品さも感じられる。

11.ドメーヌ ド ラ ボングラン マコン・ヴィラージュ
3000前後
凝縮されたリッチな果実味と優しい樽の風味が感じられるコスパワイン。

12.ヴィレーヌ ブーズロン
2600~4000
アリゴテの頂点。
ふくよかさと透明感を両立し、スレンダーで気品を感じる。

13.ジョゼフ ドルーアン ブルゴーニュブラン
2000前後
豊かな果実の風味をキレイな酸が味わいをまとめ、適度な樽の風味。
非常に現実的で実用的なコスパワイン。

 

以上です。

それでは参考までにヴィンテージ・チャートも載せておきます。

ブルゴーニュ白の当たり年

ワインの味は畑で決まると言われるように、ブドウの出来栄えでワインの品質は変わってきます。

そんなブドウの出来を左右するのが、日照時間・日較差(昼夜の温度差)・降雨量など様々な気候条件だったりします。

そしてその結果その年のブドウがどのような出来であったのかを示す指標がヴィンテージチャートとして存在するわけです。

長期熟成タイプのワインでは、良いヴィンテージ程飲み頃は遅く、そうでなければ早めに訪れると考えておくと参考になるかと思います。

尚、およそ3000円くらいまでのワインは買った時が飲み頃であることがほとんどですから、1年以内に飲んでください。

ですから今回紹介するヴィンテージチャートは、長期熟成に向く高品質なワインの飲み頃を見極める参考にしていただければと思います。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1990年 4
1991年 2
1992年 4
1993年 2
1994年 
1995年 4

1996年 5
1997年 3
1998年 2
1999年 3
2000年 3
2001年 3
2002年 4
2003年 2
2004年 4
2005年 4
2006年 3
2007年 4
2008年 
2009年 3
2010年 5
2011年 4
2012年 
2013年 4
2014年 
2015年 3
2016年 4
2017年 5

 

ワインは人を幸せにする飲み物。

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなることをお祈りしております。

 

※尚、もっとたくさんの銘柄を知りたい方はおすすめワイン一覧でも確認できます。

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